怖いのはどっち?
消化器と消火器。
このたあいもない変換の違いは消防業界でも日常的に起こる。
消防業界に入って日が浅い新入社員、業界の変換傾向を学習しきれていない新しいデジタル機器などで起こる。
この誤変換をミスったままにしていると怖いことになるよね、という話に持っていきたい。
強引に。
酷暑に乗じて冷たいものをガンガン摂っていると、酷使された胃や小腸は秋冬に調子を崩す。
粘膜が弱まり、消化酵素の分泌が乱れ、食欲不振、胃もたれ、吐き気など、芋づる式にあちらこちらに不調をきたし始める。
吸収不全に免疫不全、あげくの果てに胃潰瘍。
消化不良を侮るなかれ。
けっこう怖い。
一方の消火不良は
自分で言いだしといてナンだが、消火不良とはどういう状態だろうか。
消したと思ったけど消えてなかったとか、そういうのだろうな。
建物火災の火元ナンバーワンはいつもコンロ。
火を使わないIH、温度センサー付きのコンロなどがずいぶん普及したというのに、あいも変わらずコンロから火が出ている。
そして、コンロが火元になった火災の原因こそが消し忘れ。
コンロの半数が消し忘れなのである。
というわけで
消火不良のほうが怖い。
怖いのはどっち?
— 火災報知器のボタンで作ったメガネをかけてる人 (@ne_dsk) November 13, 2019