徒歩13時間23分!?ライフラインが止まっても稼働できる「災害に強い近隣のガソリンスタンド」

多発する自然災害を受けて、消費者庁が災害時に慌てないための留意事項とやらをまとめたのだそうだ。

項目は5つ。

雑に説明すると、
事前の備えとして
1 保険契約の内容を確認しておく
2 家屋設備の状態を確認しておく
3 災害に強いガソリンスタンドを確認しておく

被災したときバージョンとして
4 悪質な勧誘に注意する
5 契約関係の状況には冷静かつ適切に対応する

どれも今さら感のある正論のようではあるが、実際にきちんと対応できているかと問われたら心もとないものばかり。
悪質な勧誘なんて、被災に動転しているときにマトモな判断ができるかどうかすこぶる怪しい。
余談だが、先日の通勤中、サイフを家に忘れてきたことに気づいて動転。曲がるべき道を間違えた。
自分のポカミスですらこのありさまだ。

せめて、災害に強いガソリンスタンドぐらいは事前に調べておこうではないか。
心にゆとりがあり、ガソリンタンクは満タンで、スマホのバッテリーも十分にある今だからこそできる備えである。

電気や水が止まっても給油が可能なガソリンスタンドというのがあるらしい。
「住民拠点サービスステーション」という、ものものしい名前のガソリンスタンド。
自家発電設備でも備えているのだろうか。
そんな頼もしいガソリンスタンドが家の近所にあったら安心だ。

でもあんまりアテにはしてないよ。
なにしろ、そういうガソリンスタンドは全国に約1,300ヶ所。
全国47都道府県には、市だけで800個もあるのだ。
単純に割っても1つの市に2ヶ所あるかどうか。

確実に期待薄だけど見てみよう。

みなさんも、こちらから↓ご確認いただきたい。
住民拠点サービスステーション一覧/経済産業省資源エネルギー庁

わが事なので、自分の住んでいる大分市が気になる。

経済産業省資源エネルギー庁のウェブサイトより

ちょ。
県内に6ヶ所しかないの!?
しかも県庁所在地の大分市ではなく、(こういっちゃナンだが)ド田舎ばっか。
期待はしてなかったけど、まさかここまでとは。

大分だけがこうなのか。
よその地域はどうなのか。
唯一土地勘のある、地元宮崎県を見てみよう。

経済産業省資源エネルギー庁のウェブサイトより

むむむ‥‥。
半分ぐらいはド田舎。

「非常時だからちょっとぐらいは歩かなきゃなんないよな」ぐらいは覚悟していたが、これは生半可な覚悟ではダメだ。

試しに、リストにあるガソリンスタンドまで歩いてみよう。
スタートは大分市内のイグジット。
めざすは玖珠郡九重町にある宝泉寺給油所。

消費者庁の鳴らす警鐘に従って事前の備えをしてみたが、とんだ結果になってしまった。
やってみるって大事。

別の手を考える会社

公式サイトはこちら↓

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