金属の避難はしごを広げてみると、思ったよりも華奢に見える。
「アタシが使っても大丈夫かしら‥‥」
先走る妄想と、つのる不安
避難はしごの取扱説明図に描かれている人物は、みなさんどれも標準体型のおようだ。

どちらかと言えばやせ型。

美脚がアピールされるバージョン。
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心の声
標準的な人なら大丈夫なのね。
だったら、中の上ぐらいのアタシはどうなのかしら。
そんなに太ってるってほどでもないけれど、モデルさんみたいにやせてるわけじゃないし。
今度の消防訓練では、避難はしごを降りてみるとかいう話じゃないの。
みんなで順番にはしごを降りて、アタシのときにミシッ!なんて音がしたらどうしよう。バキッ!なんて折れたらどうしよう。ドスン!なんて落ちたらどうしよう。
そんなあなたに、専門的な回答

総務省消防庁ウェブサイトより
読む気が失せる一部分を抜粋してご紹介するので、小難しい文章に慣れている人・根気のある人は読んでいただきたい。私は読まないが。
縦棒は、避難はしごを伸ばしたときの全長において最上部の横桟から、最下部の横桟までの部分について二メートル又はその端数ごとに縦棒の方向について、縦棒一本につき一・三キロニュートンの圧縮荷重(つり下げはしごにあつては、引張荷重)を加える試験におい‥‥
とにかく、「三 避難はしごの強度は、次に定めるところによる。」のところに書いてある条件をクリアしていれば大丈夫ということになる。
気になる人に、雑な回答
Q:避難はしごに体重制限はありますか?
A:そんな心配しなくても、まず大丈夫です。
落ち着いて考えてみよう。
あなたより重い人は世の中にたくさんいるはず。
イザというときに駆けつけてくれる重装備のマッチョな救助隊だって、あなたより重いはず。
目安になるのはこちら。
避難はしごが入ってる、ここ↓
このふたを開けると、だいたい60×60cmの穴が開いている。
ここが通れないほどの体形だとNGである。