11月5日
今日は津波防災の日であり、世界津波の日でもある。
お察しのとおり、津波防災の日は東日本大震災を機に創設された記念日。
あの甚大な津波被害を受けてすぐ「津波対策の推進に関する法律」が制定され、それによって11月5日が津波防災の日になった。
なぜこの日なのか。
語呂合わせでない記念日には特別な由来があるもの。
もちろん、津波の日にも由来がある。
余談だが、ツ(2)ナ(7)ミ(3)がうまく使えれば津波防災の日はもっと覚えやすい日になったはず。
2月73日が存在しないのが実に残念だ。
機転を利かせた情報伝達
それはさておき記念日の由来。
1854年(安政元年)に和歌山県で発生した南海トラフ連動地震。
これによって発生した大津波の際、収穫したばかりの稲を燃やして周辺に異常を知らせて避難を促したという逸話にちなんでいる。
「地震が起こった日」ではなく、「早期対策による減災」なのがポイント。
日本人の胃袋を支える、コメ。
オール人力でやってきた1年間の苦労が報われ、ようやく迎えた収穫のとき。
それを燃やしてしまうとは。
火付けのゴーサインを出した人物は、庄屋の五兵衛。
人の命には代えられぬとはいえ苦渋の決断だったに違いない。
だって、「意外とたいしたことなかった」なんて結果になったかもしれないのだ。
のろしをあげろ!
防ぐことが難しい津波だが、発生から到達までにタイムラグがある災害なので素早い情報共有が有効である。
まさに庄屋・五兵衛の機転「稲むらの火」のことだ。
これを教訓に我われも、イザとなったら札束に火をつけてでも速やかな情報伝達をっ‥‥ぐぬぬ‥‥。

理性がジャマをする。

そうだ。イグジットに大量にあるこれを使おう。
【よくある質問】こんなにたくさんの発炎筒をどうするんですか?
【あわせて読みたい、発炎筒のあの部分はこう使う】
水没した車から脱出する方法(「脱出用ハンマーだなんて大げさだ」と思う人向け)
コメント
稲むらの火ね…。
いろいろ情報不足のママ、話だけが広がっているんだよね。
この村は、日頃からコミュニティのつながりが強く、
村のどこかで、火災が起きたら隣近所の住民が
いち早く駆けつけて消火したり、
空腹で困っている人
漁などの海難事故で父親を亡くした家族などを周りが支えたりする
今の社会ではなかなか出来ないコミュニティ。
稲が燃えた、金が燃えた(小馬鹿にしている)から
村人が集まったのではなく、
故意に稲を燃やしたの
庄屋さんの家で何かあったのではないかと、
村人が心配し、直ぐに駆けつけるという日頃の防火防災の意識を利用し
海岸から村人を遠ざけ、津波の被害に遭わなかったという話なんだよね。
調べた範囲だけでも詳細やニュアンスの違う話が出てきましたが、いい話だからこそ、津波の日として採用されたんでしょうねぇ。