師走。
業務のついでに年末のご挨拶をしつつ、来年のカレンダーなどのノベルティが配られる時期。
2018のベスト・オブ・ノベルティ
今年一番の歳末ノベルティはこれ。

白地に赤がまぶしいペンケース。
古い消火器を回収してくれる業者さんからいただいた、ポーチ型ペンケース。
実はこれ、消防ホースでできている。
未使用なのに捨てられる
消防のホースは大量に廃棄されている。
製造から10年たったら、厳しい水漏れチェックを受けなくてはならないホースたち。
1か所でも水漏れしてたら、そのホースはお取り替え。
こうして大半のホースが、本来の役目である消火活動をしないままお役御免となる。

ホースをまっとうにガンガン消費しているのは、消防署ぐらいだ。
なんかに使いたい
大量に廃棄される消防ホースを見れば、誰だってモッタイナイと感じるだろう。
そして「なんかに使えないか?」と思うだろう。
消防ホースのリユースをしている会社はいくつかある。
モノがモノだけに、素材としては極めて丈夫。
ゴムで裏打ちされた防水加工布は、バッグやケースなどに姿を変えて再び世の中に出ていく。
真っ暗な消火栓ボックスの中で長年じっとしていたホースたちが、明るくアクティブに第二の人生を謳歌するわけだ。
強靭な特性を生かして、救助訓練のダミー人形になるホースもある。
こちらは同業他社に再就職といったところだろうか。
DR factory 合同会社/救助訓練用人形の革命児・ホースマン
手作り
ホースの再利用は手間がかかる。
未使用であってもホコリやカビだらけであることが多い中古ホース、それをきれいに洗って乾かして切って縫って。
すべて手作業。
どの会社でもジミにチクチク縫っている様子がうかがえる。
しかし、手作りだからこそのオーダーメイドが消防ホースリユースの強みでもある。
私だって、強力なミシンを持っていたら自分で作りたい。

文具には不相応な防水性。
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サンライズ防災株式会社/ポーチ型ペンケース