消費しながら備蓄する、ローリングストックという備えの方法がある。
何年も保存が可能な非常食をしまいこんで忘れてしまうよりも、賞味期限が半年くらいの日持のいいものを多めにそろえておく、という発想の転換。
買いためた非常食
ところが。
日持ちと油断は表裏。
ローリングストックのために買ったのに、戸棚にしまって忘れがち。
調理の材料がないときや、作るのがめんどうなときにだけ思い出して戸棚を漁る。それが私だ。
多発する自然災害が猛威を振るうようになり、「自宅避難を想定して、備蓄は7日分がオススメ」なんてことが言われている。
水だけでも、成人なら1日3リットル。
7日分だと21リットル。
水じゃなきゃダメ?非常用に備蓄する水分〜わが家のローリングストック術
さらに食料もとなると、食べ盛りの子どもを含めた5人家族のわが家ではどれだけの量になるのやら。
水は計算したことがあるけど、食べ物は感覚だけで買いそろえている。
果たして、今ある備蓄で足りるのか。
ひょっとしたら、ためこみすぎってことも考えられる。
合理的なローリング法
分からないときは整理しよう。
【参考にしたのは、こちらの備蓄管理方法】
防災備蓄は大雪で外出できない!って日にも役立つんだよ/子どもを守りたいママのための防災アドバイザー&整理収納アドバイザー小野綾子のブログ
必要な食料を1日分ずつに分けて保管する。
そして、定期的にこれを1日分ずつ消費していく。
備蓄の消費を毎月の恒例イベントにしてしまえば、約半年で全部が入れ替わる。
これぞローリング。

このケース1個に1日分の食料を入れておく。
やってみる
家じゅうに散らばっていた日持ちする食料を集める。
結構あるじゃん。

ど、どう分けたらいいんだろ。
無計画に買いためたツケが回ってきた、というべきか。
5年保存のアルファ米、3年はイケる缶詰類、半年レベルのパック飯、来月あたり食べとかなきゃのフリーズドライスープ。
数にも種類にもばらつきや片寄りがあって、上手く分けられない。
参考ブログの主・小野綾子さんに、仕分け作業の写真と泣きごとを送りつける。
「何度もやってみて、試行錯誤ですよ。備蓄での失敗は『備蓄してないこと』だけ!」
小野綾子さんからそんなアドバイスをもらう。
非常時にいつもの食欲があるのかどうか疑問だが、これで家族5人をまかなうのはちょっと少ない気がする。
近日中に買い足すとして、とりあえず今日はここまで。
やってみてわかったこと
- 家族5人の7日分には足りない。
- アルファ米よりパック飯を食べたい。
- 味つきごはんより、白ごはん&おかずの組み合わせが食べたい。
- 果物の缶詰はこれ以上いらない。
- 野菜が取れるようにしたい。
- 1個しかないものを巡り、子どものケンカが勃発しそう。
あたりまえだけど、やってみて初めてわかったことばかり。
なんとなく買いためていたけど、これじゃ本番では不安になるばかりだっただろう。
とりあえず、家になにがあるかはわかった。