前回までのあらすじ
(イグジットのが、じゃないけど)ベランダ仕切板の蹴破り体験がNHKで紹介されました!
「知ってるけど、やったことがない」
そんな非日常の体験をやってみて、イザというときに備える。
そんな趣旨の番組が放送された。
VRが活躍する
番組で取り上げられた非日常のひとつに、VRを使った災害体験があった(らしい)。
VRとは、仮想現実のこと。
本物ではないけれど、それっぽく感じさせる技術。
ゴーグルのようなディスプレイを装着して‥‥。
まぁとにかく、現実にはできないことでも実にリアルに体感することができる技術である。
VRと言えばゲームのイメージが強いが、医療や介護などでも大いに活用されている。
そして防災のジャンルでも。
体験の効果
訓練はリアルであればあるほどオモシロい。
まだ起こっていないことは想像するしかないので、どれくらいガチで訓練をやれるかは参加する人の想像力にかかっている。
そこがVR導入のしどころ。
想像力のない人は非常時をナメてヘラヘラしちゃうけど、目の前でそれっぽいことが起これば途端に自分事になるだろう。
体験こそが一番のモチベーション。
ガチ災害を実体験できる訓練は効果的だ。
自分の服に火がついたり、身長よりも高いコンクリート壁が倒れかかってきたり、3日ぐらい食べるものがなかったり、薄着で冬の体育館暮らしをしたり。
ホントはそういう訓練をやりたい。
とはいえ、さすがに参加者の安全を犠牲にすることはできない。
災害と安全のハザマ
リアルさと安全、そのギリギリを探るのが訓練企画のオモシロいところ。
参加者にどれだけ自分事と思わせるか。
そこがイグジットの仕事。
だけど、VRでそれが簡単に実現するのならそっちの方がラクでありがたい。