センサーと全自動システムで払拭されるトンネルの呪いと黄昏どきの迷い

12年ぶりに車を新しくしたら、いろいろと便利な機能がついていた。

自動点灯

便利な機能のひとつが、オートライト。

オートライトとは、周りの明るさをセンサーで察知して、ヘッドライトを自動で点灯するシステム。
オートライトのスイッチをONのままにしておけば、夕暮れどきや天気の悪い日にもあれこれと迷わず切り替えてくれる。
実に便利。

ちょっとした高架の下をくぐるときでさえ、生真面目にライトを点けてくれる。
バカなんじゃないの?と思わなくもないけど、おおむね便利なのだからいいだろう。

オートライトは、私が20年前からずっと欲しかった憧れのシステム。
トンネルの多い道を走っていて、出入りのたびにライトを切り替えなくちゃならない煩わしさにうんざりしていたのだ。

トンネルの呪い

トンネルは呪われている。

最初のトンネルはまだいい。
気が張っているから、入ったと同時に点灯!出たら消灯!がちゃんとできる。

しかし、2番目以降のトンネルでは忘れている。
あっ、すでにお天道様なのにライト点灯のまんまだった!

いや、これはですね、消し忘れとかじゃなくて、すぐにくる次のトンネルに備えて点けっぱなしにしてるんですよ、あえて。
なんて、届きもしないメッセージを対向車に向けて送ることになるのだ。

黄昏の迷い

夕方の黄昏どきに、ヘッドライトを点けるか消すか。
いつも迷う。

日暮れではあるが、まだ十分に明るい。
ヘッドライトを点けるには、いくらなんでも早すぎる。

しかし、これから先は暗くなっていく一方だ。
今このタイミングで点けとかなくちゃ、次に気づくのは日がとっぷり暮れてからではなだろうか。

じゃあ小さい方のライトだけ点けとくか。
いやいや、どうせ点けるならいっそ全部‥‥(以下ウジウジと続く)

迷わないルール

日が暮れるたびにブレまくる私をしっかり支えてくれる、なんかこう、強靭なルールがあれば迷わずにすむのだ。

幸い、日暮れのライトオンには私なりのルールができた。
それは、率先垂範。
早々にヘッドライトを点灯している車を見れば、それに倣う後継者が出現する。
私は、早々に点灯する側になるのだ。

この考えが自分の中にできてから、日暮れのライトオンに迷わなくなった。
率先垂範バンザイ!

なんでもいいから決めればいいのだ。
決めさえすれば迷いはなくなる。

ルールよりオート

強靭なマイルール・率先垂範で迷いを断ち切った私だが、オートライトがあるのならそっちがいいに決まっている。
単純に、切り替えの手間が省けていい。
というわけで、ヘッドライトはオートのまま使っている。

オートライトは2020年4月から義務化されるらしい。
まだ日暮れに迷っている人、手動で切り替えている人、もう少しでラクになるぞ。ガンバレ。

自動化を推進する会社

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