地元情報誌から取材の話をいただいた。
数ある地元メディアの中でも、ここだけは当分ないだろうと思っていた情報誌である。
大人の情報源
月間の「セーノ!」という情報誌は、私が結婚して大分に来たころに創刊された。
ツルツルした厚手の紙を使った、ちょっと高級なイメージの雑誌。
扱う内容も、ふぐとか関アジ関サバとか、打ちたての蕎麦とかアートを楽しみながらゆるりとすごす宿とか、「人生の雑務がひと段落した、品のいいおしどり夫婦がひそかに楽しむ御用達」みたいなものばかり。
昭和をふり返るモノクロ写真コーナーがあり、イベント情報には梅まつりと演劇祭、読者の投稿は絵手紙、広告は事業継承。
この雑誌のターゲット読者は40〜60代なのだ。
読者としてはターゲット
創刊してからの何冊かを買ったことがある。
しかし、そのころから3人の子育てが激務化してまさに「人生の雑務」に忙しくてしていた私にとっては、「子どもに手がかからなくなったらゆっくり見たい」雑誌であった。
だから取材の連絡が入ったときは、なんかの間違いだと思ってた。
連絡は編集長氏からの電話。
「月間『セーノ!』の者ですが‥‥」という最初の言葉を聞きながら、そのあとは「それはともかく、別件でご連絡差し上げました」かなんかなんだろうなーと聞いていた。
創刊時からときは流れ、読者としてはターゲットとなったが、載るとなると話は別。
この誌面のどこに、私なんぞが該当するコーナーがあるというのだ。
あった
「誌面に『愛すべきとんがり族 我が道を行く』というコーナーがありまして‥‥」
要するに、独自のテーマで突っ走ってる人とを取り上げるコーナー。
ナルホド。
そういうことならナットク。
動向のカメラマン氏に「これは今年一番のとんがりだわ!」(1月末時点)と言わしめた私の勇姿が掲載される「セーノ!」は、2019年3月1日(金)発売。
買い占めて親戚スジに送りつけねばならぬ。

娘からの事務連絡も、強引に自分の話に持ってってアピールする母親。
【つづけて読みたい、掲載されたときの話】
「人生の雑務がひと段落した、品のいいおしどり夫婦がひそかに楽しむ雑誌」に載った(確定)