公助はアテにならないから自分たちでやらなきゃ!が1周回って戻ってきている件

災害時に必要な支援を
自助・共助・公助という。

自助・共助・公助とは

読んで字のごとく、自助は自分を自分で助けること。
とにもかくにもまず自分。
自分が無事だからこそ、周囲の人を助けることが可能になる。
自助があってこそ、次のふたつが効いてくるといものだ。

共助はコミュニティ内で力を合わせること。
小さい規模では家族、大きいものは町内会や学校区などでの助け合い。

最後の公助は行政の支援。
個人や地域レベルでは解決できない課題に対処する、公の動きのことである。

行政の災害支援

過去に起こったいくつかの大震災で私たちが学んだのは、公助の支援イメージだろう。
待ってれば助けに来てくれる、身を委ねればお世話してくれる。そんなものではなかった。

日常生活から想像するとわかりやすい。
一例で言えば市町村の消防隊の数。
市民の数と比べてみれば、災害時にマンツーマンの助けが来るわけないのは明確だ。
消防だって、同じタイミングで同じように被災する。

公助がないなら自分たちで!

要するに足りないのだ。
広範囲が被災する大規模災害が起こると、救援救助は足りなくなる。
公助は「アテにならない」のではなく、ひとりひとりが満足するようには行き渡らないのである。

だから自分たちでなんとかできるようにしよう!
ってんで、どこのご町内でも防災訓練を企画するわけだ。

考えることはみな同じ

ところが、防災訓練は季節を選ぶ。
正確には、参加者が季節を選ぶ。

防災訓練が計画されるのは、寒くもなく暑くもない、そして優先されるべき他の行事とブッキングしないヒマな時期。
季節で言えば秋〜晩秋が多い。

ご町内の防災訓練は10〜11月ごろに予定される。
事情はどこのご町内でも同じ。
だからこの時期、消防署には防災講話や指導の依頼や、訓練グッズの貸出の申し込みが殺到する。

やっぱりアテにされている公助

要するに足りないのだ。
あちこちのご町内がいっぺんに防災訓練を企画すると、支援の人手は足りなくなる。

公助をアテにした依頼の殺到という、大規模災害のときと似たようなことが起こっている。

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