海沿いの工業地帯に、津波の避難場所が完成しました!
という朝刊の記事を見て、さっそく行ってみた。

というのが1ヶ月ほど前のこと。このときはまだ工事中だった。
埋立地の緑地帯に作られた高さ10メートルの人工丘は命山と称されており、見た目は古墳。
種類としては円墳の仲間だろう。
完成見学会
その避難所が正式に完成し、記念式典と見学会をやるというので再び現地へ行ってみた。

式典が終わった直後に到着するというタイミング。

命山の上に行くにはコンクリートの階段を使う。

命山を1周するゆったりとしたスロープもある。

600人が避難できるという頂上には、大きな蓄光看板が据えられている。

同じく頂上にある、テントとしても使える東屋。

頂上には倉庫もあり、簡易トイレと水が備蓄してある。
災害イベントといえば

ザ・公助とも言える自衛隊が、別府駐屯地から派遣されていた。

炊出しデモンストレーションは、オリジナルカレー。

長円墳の命山をごはんで表現したカレーライス。
カレーの食べ方

命山を突き崩し、ガレキ入りの津波と混ぜて食べる。
そりゃ、こうなるよね。
なんで来てるの?
近くの保育園なのか、子どもたちがたくさん来ていた。
引率者とともにシートを敷いて座り、命山カレーを食べている。
「みんなー、おいしいですかー?」
「おーいーしー!!」
なんていう受け答えがほほえましい。
遠足がてらで来るにはちょうどいい場所と言える。
三佐命山 ※松原東球場の南側
命山の頂上には100名ほどの人が集まっていた。
ざっと見て、大半は関係者。
大分市長を始め、防災危機管理課とか消防署とかの官公庁メンバーがズラリ。
その他には、高齢者と春休みの親子連れがチラホラ。
こうなると逆に、一般見学者がどういう理由で来ているのかが知りたくなる。