子どもはトイレネタが大好き!
という前提で、フリースクールで防災講座をやってきた。
マジメに実験
年長さんから高校生までの、子どもオールスターみたいなメンバーを相手にトイレの話。
案の定、食いつきは上々。
黄色い液体の入ったボトルを差し出すと、子どもたちはちょっとのけぞりつつも興味津々。
ペットボトルに入れたオシッコをバケツに移すなんて、ふだんの生活でOKが出ることとは思えない。
しかし、日常が通じないのが非常時というもの。
今日だけは、ペットボトルに入れたオシッコをバケツに移してもいいんだよ!

新聞紙を敷いたバケツに、ペットボトルの黄色い液体を移す。
【ついでに読みたい、防災講座の準備編】
簡易トイレを検証するなら用意すべきはニオイのついた黄色い液体
ツカミはオッケーだが
疑問を持って、自分で試してみる実験はオモシロい。
身近なトイレ問題だから、なおさら。
【今すぐ使える簡易トイレ】新聞紙は本当に役に立つのか?凝固剤とペットシートも試してみた
しかし、災害のイメージは難しい。
便利な生活に慣れていれば、体験したこともない不便さなんて想像しにくい。
だから子どもたちは、しばらくすると飽きてしまう。
子どもを集中させておくことの難しさよ。
彼らには、「集中せねばならぬ」や「せっかく来てもらったんだから」などはない。
気が逸れたら最後、容赦なくジ・エンド。
一番ウケたやつ
この日の防災講座、最後は大いに盛り上がった。
トイレネタにも実験にも飽きちゃった子どもたちが盛り上がったのは、トイレ実験で使った新聞紙のあまりをビリビリに破くやつ。
ダメと言われていることの解禁が、彼らには一番ウケるのであった。