本物の災害ボランティアチームが避難所を疑似体験するHUGをやるとどうなるのか

前回までのあらすじ

災害時の避難所を疑似体験できるゲーム避難所HUG

HUGの効果は、災害のリアルを知ることだけではない。
関わる人が自主的に個性を発揮したり、全体最適に向けた協同が自然に生まれたり、通常業務がもっとよくなるオマケまでついてくる。

これをぜひ、地域コミュニティである自治会の防災訓練に取り入れてもらいたい。
どうせやるなら効果的な防災訓練のほうがいいだろう。

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すごいチームがやってきた

というわけで、イグジットのオモシロトークを加えたHUG体験会をあちこちでやっている。

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そしたら、体験会にすごいチームがやってきた。
簡単に言うと、災害ボランティアのチーム。

2017年7月の九州北部豪雨
あのときは、集中豪雨で福岡県と大分県を中心とする地域が大変な被害を被った。

その被災地で、実際に災害ボランティアとして活動したメンバーがイグジットのHUG体験会にやってきたのだ。

経験者のパワー

いつもエラソーなことをのたまっている私だが、自分の被災体験は微々たるもの。
まして被災地でのボランティアとなると、まるで経験がない。

だから、ガチの災害ボランティアチームには完全に脱帽、かつ興味津々。
今日のゲームは、いったいどんなことになるのやら。期待でいっぱいである。

ゲームがスタートすると、ボランティアチームはあっという間に主導権を握った。
なんて言うと我の強いイメージになっちゃうけど、他のプレイヤーとのバランスもとてもよかった。
全員が最適化していた。

現場の人はここが違う!

ボランティアチームは声が大きい
だから、指示や情報共有が確実に行われる。
やるべきことがハッキリわかるので、他のプレイヤーも行動しやすい。

ボランティアチームは決断が速い
だから、ロスタイムがない。
災害時には、時間との勝負!なんていう場面があるのは容易に想像できる。

ボランティアチームには経験がある
だから、他のプレイヤーよりも想定外が少ない。
過去の事例がそのまま通用するとは限らないが、突発的な出来事を検討する材料になっているはずだ。

避難してきた人に仕事を与える。

ものすごいスピード

避難所をリアルに再現したHUGには、ふだんの生活では考えたこともないような決断を迫られるシーンがふんだんに仕掛けられている。
初めてゲームをやる人は、コトが起こるたびにうろたえ困惑し、ときには憤慨したり投げ出したりする。

チームメンバーの顔色をうかがったり、意見の一致を求めたりするので、とにかく時間がかかるのだ。
避難者が冬の雨に打たれながら長蛇の列を作っているというのに。

そうやって、ゲームはいつもなら1時間ぐらいかかる。
ところが今回は、ボランティアチームのスピードに乗って30分で終わってしまった。
なにこれ、すごい。すごオモシロい。

経験者の声

ボランティアチームといえども、HUGは実際に経験した水害の避難所とは違う。
災害の種類も違うし、シチュエーションも違う、発生する出来事も違う。
なにより違うのは、彼らが生身の人間を相手にしていたこと。

「実際はこんなものじゃなかった」
「もっとひどかった」
「支援を受け入れられない人もいる」

彼らの口から出てくる言葉は、どれもとても重い。
自分たちがこんなことしてていいんだろうか。
いっそこの人たちにHUG体験会をやってもらったほうがいいんじゃないだろうか。
なーんて感じてしまうほど。

いやいや、彼らと私では役割が違う。
全体最適を目指して、それぞれが自分の得意分野で活動すればいいのだ。

すごいチームと一緒に。

発災前が得意な会社

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