イベントやら研修やらで、たまーに県外に出張することがある。
旅慣れしていない人間にとって、遠方へ行くのは一大イベント。
プライベートの行楽ならいざしらず、時間と費用が投資となるビジネスではその準備段階から緊張である。
一部のスキもないプランを立てねばならぬ。
遠出ビギナーは、ビジネス出張とどう付き合えばいいのだろうか。
大分=大阪弾丸ツアー
遠出ビギナーは弾丸ツアーを組みがちである。
時間と費用の比較検討に、自分の疲労度を組み込むことができないからだ。
自分の疲労耐性は経験してみないとわからない。
というわけで、大分=大阪の出張に弾丸ツアーを組んだ私。
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ツアーは、行きがフェエリー・帰りは夜行バス、という移動2泊。
だって、寝ながら移動できるなんておトクじゃないか。
時間も費用も合理的。
フェリーは雑魚寝タイプの2等席だが、平日のレディスルームだから混むことはないだろう。
食事(別料金)もお風呂もついていて、テーブル席で仕事だってできる。
夜行バスのシートは男性にはキツいようだが、チビの私にはなんの問題もない。
手足ノビノビ、エコノミー症候群などどこ吹く風だ。
なんと言ってもこの旅程は、今回の出張時間割にピッタリなのが魅力的。
誤算
そうやって合理的で埋めたはずの弾丸ツアーだったが、しょせん遠出ビギナーのプラン。
誤算があった。
夕食(2千円)と朝食(650円)は必要なかった。
バイキング形式の食事にひとりで挑むと、手荷物をすべて持ち歩かなければならず不便である。
そして、ひとりだと食が進まない。

お皿の内容が、隣の席の小学生とほぼ同じ。
この次からは軽食を持ち込むことにしよう。
遠出ビギナーなりのコツ
自分の疲労度を見積もれないくせに、遠出ビギナーはビジネス出張にお楽しみをブチこみがちである。
「どうせならおいしいものを食べたい」とか「みんなにおみやげを買う」とか「あそこにも寄ってみたい」とか。
自分が遠出ビギナーだということを忘れてはならぬ。
お楽しみをブチこむのは、もっと経験を積んでから、もしくはプライベート旅行でやるのだ。
遠出ビギナーはお楽しみを切り捨てよ。
そして、本当にやるべきことに集中するのだ。
「どうせならおいしいものを食べたい」を切り捨てる

ビギナーなら、ビジネス懇親会では食事より交流を取れ。
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食べるなら、交流とは別時間で食べ慣れたものを食せよ。
「みんなにおみやげを買う」を切り捨てる
ビジネス出張が決まると、子どもがおみやげを期待する。
せっかく遠くに行くんだからなんか買ってきてあげたい。こちら側にもそんな気持ちがわく。
しかし、おみやげを物色するにも時間が必要。
そして、遠出ビギナーのおみやげ選択には必ず迷いが生じるもの。
時間の浪費と精神的ストレスを生むものは切り捨てよう。

今回の子どもへのおみやげは、流行りのこれ。
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「あそこにも寄ってみたい」を切り捨てる
ビジネス出張は観光ではない。
ついで感がいくらあっても、遠出ビギナーの出張に盛り込んではならぬ。
今回、帰路の夜行バス乗車前にひとっ風呂浴びたかった。
乗り場から一番近いお風呂を探して、一目散。
どんなにオモシロそうな場所があっても決して立ち寄ってはならぬ。
最優先事項は「バス乗車の前にお風呂に入ること」だ。
まとめ
旅慣れない遠出ビギナーがビジネス出張するなら、とにかく優先順位の低いものを切り捨てることだ。
美食にも珍味にも義理にも観光にも惑わされてはいけない。
そうすれば、疲労は最小ですみ、出張は投資となる。

バス乗り場の近くのお気に入りスポットには立ち寄ってしまった。
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[…] ネス出張で成果を出すためには」 元の記事はこちら:https://mazu-jibu.com/post-11571/ […]