ライター講座の宿題で食欲のわかない食レポに苦しむ

前回までのあらすじ

地元情報誌を発行する企業が開催するライター講座を受講した。

こういうのを発行している企業が、ライター養成の目的で開催している講座。

好き勝手に自己流で書いているこのブログ。
伝えたいことがスルリと伝わっているのか、気になるところである。
伝わる文章を書くための、基本の作法とは?
というのが受講の動機。

受講してみてわかったのは、ライターさんってすごいんだね!ってこと。
「文章を書く」にもいろんな種類があるってこと。
あと自分の好きな書き方も見えてきたので、これらのまとめを全3回の講座で出された宿題とともにご紹介したい。

宿題①

数をこなして習得するのが文章。
ブログを書き続けていても感じるが、月1ぐらいの更新で珠玉の1本なんて書けやしない。
駄作の入り混じった日々の千本ノック中にヒットが生まれる感じ。
書いた分だけコツがつかめる。
というわけで、文章を綴る宿題が毎回出る。

第1回目の宿題で提出したのがこちらで紹介している文章。
宿題①「人気のライター講座がスタートしたことを20〜30代の読者に紹介する180文字」

提出した文章は、プロの現役ライターさんによる添削を受けて戻ってくる。
そりゃもう赤ペンでびっしり。

指摘されたのは、「文頭を1文字空ける」とか「不要な改行が多すぎる」とかの基本的なものから、「書くのは確実な情報のみ」とかの情報誌ならではの正確さなど。

「文頭を1文字空ける」なんてのは、ブログではまるで意識していない。
正確な情報に至っては、私のブログによく出てくる「雑に言うと」でおわかりの通りである。

宿題②

2回目の宿題は食レポ。
ファミレスチェーンが出している、期間限定の巨大ハンバーガーをレポートするミッションである。

宿題が出た時点で限定フェアはすでに終盤。
いくつかの店舗を渡り歩いたが、レポートのキモとなる巨大ハンバーガーを提供している店舗がなかなか見つからない。
これはマズい。

やむを得ず、同チェーンで過去に開催された類似バーガーの記憶を頼りに180文字をひねり出す。

まぁまぁ大きいってこと以外はあたりさわりのない感想しかなかった記憶。

しかし、プロの目はごまかせない。
「リアルさに欠ける」との評をくらう。
ごもっともです、先生。

宿題③

3回目の宿題は、またも食レポ。
若者相手の情報誌らしく、前回と同じファミレスチェーンのステーキ。
今度は常設メニューなので、品切れの心配はない。

しかし、肉に対するモチベーションが年々低くなっている私にとって、ステーキはいつでもホイホイと食べられるものではない。
ターゲット読者像と自分との差を思い知らされる。

表紙のモデルさんにも肉食のイメージを感じるように。

だいたいステーキなんてメニューは、「仕事のネタだからちょっと寄って食べていこうか」などと気軽に口に入れらるものではない。
完全なる1食だ。
私の貴重なお楽しみである食事の1回分を、気乗りしないメニューに捧げるなんて苦痛に近い。
ふだんから「やりたいときにやる」で気ままに生活しているので、食べたくもないものを食べる行為は非常にツラい。

そして、締め切りまでに十分な日数があったにもかかわらず、ステーキを食べることのなかった私は180文字を書かずじまい。
受講生なのに宿題をブッちぎったわけである。
これがライターの仕事だったら、私のライター業はオワリだ。

発注される食レポ

肉に限らず、食べ物は食べたいときに食べたい。
食べ物に限らず、やりたいことはやりたいときにやりたい。

モチベーションが一番高いのは「やりたい!」と思ったその瞬間である。
私が書くのは「書きたい!」と思ったとき。
書きたいときに書きたいことを書きたいように書く。
それが私の好きな書き方であり、そんな私にこのブログは最適なのだ。

同時に、プロのライターさんに感服である。
お客さんから「書いて」と言われたら、提示された条件に沿って書けるんだもの。
「ステーキ食べてから書いて」って言われたら、食べてから書くんだもの。(食べずに書く手法は低クオリティと判断されているらしい)

よもぎあんこ餅ならいつでもOKなのだが。

あれ以来、ライターさんが書いたであろう文を読むたびに、書いた人がどういう気持ちで書いたのかってことを想像している。

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