
「ここから水が出るんですよね?ドバーーーーッ!って」
「送水口から水が出る」と思っている人はけっこう多い。

こういうイメージなんだろうか。
結論から申し上げる
送水口からは、水は出ない。

水は出ません。
水が出るのは消火栓のほう。

水が出る、屋外消火栓。
どちらも、消防用の地面から立ち上がった配管。
腰ぐらいの高さで、太さも似ている。
なにが違うのか
送水口は文字通り、水を送る口。

ちゃんと書いてある。
消火活動の際、消防車で加圧した水をここから入れる。
入れた水は、建物の中に巡らされた配管を通って上の階へと送られる。
ちなみに送水口は、連結送水管という配管の一部であり、入口。
対する出口は放水口。
【あわせて読みたい、入口と出口の処遇】
送水口は、もてはやされすぎていい気になっているのではないか?消防界の表と裏
水が出るほう
水が出るのは消火栓。
屋外にある消火栓は、ひとりで立ってる配管だから、送水口との区別がつきにくくてややこしい。
わかりやすいのは屋内バージョン。

こちらが屋内バージョン。
ここから出る水は、消火栓ポンプから送られてくる。
【この際だから覚えておきたい、消火栓の使い方】
消火栓とかいう小難しい設備を簡単に使いこなすための雑な説明

だから、冒頭のこれも消火栓。
まとめ

送水口からは、水は出ない。