前回までのあらすじ
仕事がら、定期的に救命講習を受けている。
と言えば聞こえはいいが、なんのことはない、ほとんど自分の娯楽で受けている。
救命講習にもさまざまな種類がある。
私が受けたのは消防署と赤十字がやっているもの。
雑な図解は下のとおり。

赤い部分がこれまでに受講したもの。
消防署の普通救命講習と赤十字の救急法講習は、なにがどう違うのか?
上級に挑む
どうせなら残りのひとつ、上級救命講習も受けたい。
そしてコンプリートしたい。
普通に対する上級。
いったいなにが違うのだろうか。
普通のほうは3時間の講習だが、上級になると8時間。
内容だってさらに詳しくハイレベルになるに違いない。
天丼やうな重だって、並と上では具材の数や大きさが明らかに違う。
食べきれないこともある。
果たして、上級救命講習の上級ぶりに耐えられるだろうか。
普通と上級の違い
結論から申し上げると、普通と上級は具材の数が違う。
普通救命講習で学ぶのは応急手当のキモ、救命処置。
呼吸や心臓が止まったときの心肺蘇生法・AEDの使用方法、それとノドに物が詰まったときの気道異物除去。
【あわせて読みたい、普通コースでやること】
命を繋げ!ヤジ馬を巻きこんで10分間の連続胸骨圧迫にチャレンジ
一方の上級救命講習は、普通コースにファーストエイドと称する「その他の応急手当」が付け加えられたもの。
追加された3つ
上級コースに追加されていたのは傷病者管理法・外傷の手当要領・搬送法の3つ。
最優先の人命に対応するのが心臓マッサージやAEDなどであるが、それだけでは万全とは言えない。
救命の現場に居合わせた人間にできることは他にもあり、それがファーストエイドである。
要するに、ラクな姿勢にするとか止血するとか安全な場所に運ぶとかのこと。
他にも、痙攣のときはどうするとか熱中症にはコレとか包帯の巻き方とか、「その他の」というだけあってイロイロある。
講習の現実
そうは言っても、キモは心肺停止状態をどうするかであることは変わらない。

だから、メインはいつものこれ。
上級コースに追加された傷病者管理法・外傷の手当要領・搬送法の部分は、サラリと流した感が否めない。
レクチャーは赤十字の救急員要請講習(12時間)のほうが詳しかった。
消防署への身びいきがある私としては、「消防署で講習を受けた」ってだけで満足であるが。
大分市では6月・9月・12月・3月に上級救命講習が開催されている。
2019年度の開催は次のとおり。
1 2019年6月1日(土)消防局
2 2019年9月1日(日)南消防署
3 2019年12月1日(日)東消防署
4 2020年3月1日(日)消防局
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大分市/2019年度上級救命講習の日程