私が言うと、なぜかネタだと思われてしまう案件のひとつに採用がある。
採用なんて、会社どころかメンバー全員に大いに影響することなのに、なぜネタだと思われてしまうのか。
ふだんの言動だって至極マジメなのに。
今回の採用
応募を検討している方には、いま一度冷静に考えてほしい。
イグジットで働くのが、自分にとって「よくなること」なのかどうかを。
それを見極めるための材料として、イグジットでは応募前の会社見学を促している。
会社見学で、イグジットのやり方やムードを見ていただきたい。
そこで「悪くないな」と感じた場合のみ、応募に進んでいただきたい。
入社したあとに違和感が発覚し、ガマンしたり割り切ったりしてほしくないのである。
会社見学でなにが行われるのか
応募を検討している人が参加する会社見学は、次のようなプログラムで進められる。
- 自己紹介
- イグジットってなにしてる会社?
- イグジットの1日の流れ
- 新メンバーに期待していること
- イグジットが大事にしていること
- イグジットで働いてみていいこと・大変なこと
- こんなとき、イグジットではどうしてる
- Q&A
イグジットとして伝えたいのは、5番と6番だけである。
しかしそれだけでは応募を検討するための材料、イメージが足りなさすぎであろうから一般的な業務内容などの紹介もしている。
6番目のやつ
どういうわけかイグジットは「楽しそう」「オモシロそう」というイメージで見られていることが多い。
ふだんの言動は至極マジメなのに。
ところがどっこい、中身はかなりキツい会社なのでこれを機にお知りおきいただきたい。
だから、6番目のイグジットで働いてみていいこと・大変なことは、会社見学のキモだと思っている。
よくある会社では、出社時間から経費の使い方から営業方針から、すべて上司に決められている。もちろん採用も。
働いている人はみな、自分の家ではすべて自分の裁量でモノゴトを決めているはずなのに。
立派な大人なのに。
イグジットの会社見学では、「上下関係がない」「役職がない」「自分で決められる」などの、ちょっと聞くとよさげなワードが頻発する。
「自分で決められる」なんて言葉は、これまで「上に聞かなきゃ話が進められない」というジレンマを経験したことのある方にとっては甘露のように思えるのではないだろうか。
とんでもないことである。
大人として扱われる
社内のことを判断するにはたくさんの情報が必要である。
ご家庭のそれとはケタが違う。
あらゆる情報を集めて先を予測し、加えて結果を受け入れる覚悟もいる。
イグジットに来るとすぐわかる。
出社時間が会社に決められていたのは、決めとかなきゃサボる人とされていたからである。
経費の使い方を上司に握られていたのは、考えなしに金を使う人とされていたからである。
営業方針の決定に加われないのは、どうせそんなことには興味がない人とされていたからである。
もっと言うと、自分がその状態に甘んじていたからである。
「そんなこと言ったって、誰も教えてくれないんだもん!」
なんてのは言えないのがイグジットという会社である。
だって、家では自分でモノゴトを決められる立派な大人のはずでしょう?
今まで他人や環境のせいにして知らぬ存ぜぬを決め込んでいたものを、深堀りしなければイグジットでは仕事にならない。
深堀りのあげく露わになるのは、大した力もない素っ裸の自分。
これを直視するのは大変な勇気がいる。
いやもうホント、弱さと甘さを叩きつけられる毎日なんである。