避難所HUGに参加する人にはネームプレートを付けてもらう。
混乱する避難所を一緒に切り盛りしていく仲間なので、ゲームの途中で名前を呼びたくなるときがある。
そんなとき、ネームプレートがあれば気軽に声を掛けられる。
ちなみに、ネームプレートに書く名前は「呼ばれたい名前」としている。
太く・大きく書こう!
ネームプレートに呼ばれたい名前を書くにあたり、イグジットのHUGではひとつのルールを決めている。
それがこちら↓

名前は、太く・大きく書く。
太く大きく書いてあれば、ゲーム中でもパッと読める。
そして、すぐに声をかけることができる。
イグジットのHUGでは、ネームプレートに限らず、書くものすべてに太く・大きくを推奨している。いや、強制している。
受付の表示、避難者の名簿、壁に貼り出すお知らせ。
すべて太いマジックでガツンと書くように、しつこく促す。
なにしろ舞台になる避難所は小学校の体育館。
チマチマと細く小さく書いていたんでは、体育館にいる人には伝わらないだろう。
太く・大きく書けない
しかし、大半の人が細く小さく書いてしまう。
大声を出すのと同じで、いきなり字を太く・大きく書くのはちょっとした勇気がいる。
でもこれ、何度かやって慣れてしまえばどうということもなくなる。
そこでイグジットのHUGでは、ゲーム前にそれとなく太く・大きく書く練習を入れている。

練習その1 自分の名前を太く・大きく書く。

練習その2 避難所開設の際に受付をつくる。

練習その3 災害の日付をカレンダーに書く。
こうしてゲームの序盤までに、いくつかの太く・大きくをやってみる。
太く・大きく書く気持ちよさ
太く・大きく書くのに慣れると、だんだん気持ちが大きくなってくる。
自分の書いたものに自信がわいてくる。
ちょっと書き方を変えただけなのに、不思議。
余談だが、大きな字を書く人には
・声が大きい
・元気で若々しい印象
・行動範囲が広い
・オープンな性格
という傾向が多いとか。
もちろん、小さな字を書く人に見られる慎重さや周囲への気配りも避難所には必要。
両者の個性がお互いを補足しあって全体最適になれば、それが一番である。
混雑する避難所で情報を的確に伝達するには、理解しやすいデザインが欠かせない。
そのために掲示物を太く・大きく書く練習をしている。

アンケートの回答も、太く・大きく。