初めての相手に仕事を頼むときに「○○はできますか?」って聞くと、高確率で帰ってくる答えが「できます!」。
そりゃそうだよね。
できようができまいが、「できる」って言っとかないとここで話が終わってしまう。
なぜ、「できる」と言ってしまうのか
「○○はできますか?」と聞かれたとき、相手の頭の中ではこんな思考が巡っているに違いない。
あー‥‥、ホントのこと言うと、その手の仕事はあんまりやったことがないからちょっと自信ないんだよねー。
でも、経験を積まなきゃいつまでたっても自信なんてつかないしなー。よし。ここはひとつ、できると言っておこう!
これは私に与えられたチャンスなのだ。それに、これが転機になってドカンと来るかもしれないし(なにが?)
こうして、安請け合いをしたことが私はある。
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このときは直接的な仕事にはならなかったけど、おかげさまで新しいスキルを積むことができて、ブログネタにも使えて結果的には棚ボタだった。
どうすりゃいいのか
こういうことは、メイン業務の副産物的な仕事を依頼されたときによく起こる。
依頼する側が、相手のメイン業務を正確に理解していないときによく起こる。
だから提供する側は、業務内容をわかりやすくシンプルに発信し、相手がイメージしやすいように実績事例を提示しておくのがいい。
そして、依頼する側にもひと工夫ほしいところ。
初めての相手に仕事を頼むときは、「できる/できない」の二択を迫るより、得意なことはなんですか?と尋ねたほうがいい。