みんな大好き、タカオカの救助袋。

愛好家を前提に言っている。
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この1文字違いに気づいているのは消防業界の人間ぐらいだろうが、あえて公開する
緊急脱出をするために使用する避難器具、救助袋。
これには、イラストつきでとってもわかりやすい親切な取扱説明書が添えられている。
取説を見れば、誰でも簡単に素早く避難ができるというわけだ。
【知っておきたい、救助袋とは?】
誤解していませんか?「小学校の避難器具は絶叫マシン並みの急降下」というイメージ
余談だが
私は現場で救助袋を検査する人間だから言うが、取説の1番にある「救助袋格納用ボックスを①②の順番で取り除く」というやつはかなり難易度が高い。
なにしろ格納ボックスはデカくて重い。
男性ならなんとかなろうが、女性や子どもではまずダメである。
ちなみに、さっき「私は現場で救助袋を検査する人間だから」と言ったが、正確には「現場で救助袋を検査する人間と一緒にいる人間」だ。
救助袋は、私なんぞがひとりでどうにかできるものではない。
取説のイラスト
さて。
わかりやすい取説は、誰によってどんな風に製作されているのだろう。
当然ながらメーカーさんが作ってるはずだけど、特に味わい深いイラスト部分は誰が描いているんだろうか。
社内制作なのか外注なのか、外注だとしたら他にどんな作品を作っている人なのか、最新作はあるのか。
愛好家としては気になるところ。

このあたりもかなりの重労働なんだけど、サラッと描かれている。
避難器具の取説イラストは、ときに独特である。
マジメなんだか狙ってるんだか。
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にじみ出る味わい
いや、まさかウケを狙っているなんてことはあるまい。
なにしろコトは非常事態。
ヘタに笑いを取りに行こうものなら大炎上である。
しかし、「至極マジメだからこそにじみ出てくるおかしさ」は抑えられない。
マジメなものの宿命である。

例えばホラ、これなんか。

「ハイ!脱出成功!っと」
え?
「どこがジワジワ来るのかわからない」ですって?
だから最初に言っといたんだ。
「愛好家を前提に言っている」って。