がんばらなくてもできる仕組みが好きだ。
意識しなくても望む行動がやれちゃう仕組みが好きだ。
「そんな気は1ミリもないのに頭が・体が勝手に動いちゃう~(嬉」というくらいオートマチックであっても構わない。
失敗を教訓に、「今度から気をつけよう」なんて誓っても長続きしないのはみなさんご存じの通り。
自分の意に反することを継続するのはツラい。
どうせなにかをやるのなら、ラクにやれる方法でやろうではないか。
お片づけ
人を集めてイベントをやることがある。
【こういうイベント↓】
何度やっても上達しない「避難所HUG」の難攻不落ぶりは防災に興味がない人にもオススメ
書くことが多いこのイベントではマジックペンをバリバリ使う。
参加者の方に自由に使っていただくマジックペンだが、片づけのときも自由に片づけていただく。
ところが、この「自由に」がくせもの。
人によって自由度合いが違い、片づけのあるべき姿も違う。
主催者としては、色あいで美しく並んだ購入時と同じ状態に戻してほしいところだが、「箱に入ればよし」というのもまた自由な片づけの結果なのである。
色あいで美しく並べていただくために、色見本を箱に貼ってみた。
しかしなぜかうまくいかぬ。

「書いてあるだろうが!」と言いたいのをグッとこらえる。
どうやらこの表示では伝わらぬらしい。
これならどうだ
伝わらないのなら伝わるように変えればいい。
おわかりいただけるだろうか。
実際のマジックペンの、実物大の写真を箱の内部に貼ってみた。

こうやって撮影。
この通りに並べてくれ!
実験の結果

!!!!!!!!!!!!
なっ、並んでる!
しかもキャップの向きまでそろってる!
すごーーーーーい!
この仕組みが素晴らしいのか、たまたま参加メンバーができた人たちだったのか、それは次回もやってみなければわからないが。
実験結果を持ち帰る
とまぁこんな風に、ラクにやれる方法を追い求めている。
家や会社内はもちろんのこと、あらゆるところでそれを考えている。
私にとって、イベントは実験の場でもある。
人がどう考えてどう行動するのか。
「ラクをしたい!」「めんどくさいことはしたくない!」という思考は貴重なサンプルとなる。
イベントでは避難所を運営するシミュレーションをやるわけだが、その中で災害時に人がどう動くのか?なんてことを考えさせられる。
それらは、私のふだんの業務動線や組織作りに大いに応用させてもらっている。
なんてオトクな仕事なんだろ。