
近くで見ると、雑なつくりであることがよくわかりますでしょう?
ダメなメガネの典型
「強く押すメガネ」は、メガネとしては非常に不適切である。
なぜならば、メガネとしてダメな3つの条件を完全にそろえているからである。
①重い。
②耳が痛い。
③見づらい。
どうしてこんなしんどいメガネをかけているのか?
それは、メガネなしだと誰だかわかってもらえないからである。
メガネあり・なしの違い
遠方で開催されたイベントに遊びに行った。
会場で会う人のほとんどが初対面。
だけどこのメガネをかけているので、
「見たことある!」
「あぁ、このメガネ!」
という具合に、すぐにわかってもらえた。
実は前日準備のときにも会場にお邪魔したのだが、そのまんまの格好で会場入りしたらまるで反応してもらえなかったのだ。
「あ‥‥ひょっとして関係者でしたら、まぁどうぞ」みたいな感じ。
考えてみると、私の素顔をちゃんと知っている人は少ないのではないか。
名刺もSNSのプロフィールも、強く押すメガネをかけた写真を使っている。
それを見知っている人にとってはメガネあってこそのよっしーなのだ。
強く押すメガネはよっしーのトレードマークなのだ。
ラクじゃない、ということ
イベント会場ですごした7時間、ずっと強く押すメガネをかけていた。
こんなに長時間このメガネをかけていたのは初めてで、それは予想以上のしんどさであった。
近視なので、強く押すメガネのために使い慣れたふだんメガネの代わりにコンタクトをする。
決してラクじゃない。
フレームはおもちゃなので、長時間かけているとつるが当たって耳が痛い。しょっちゅうズレる。
「見にくくないですか?」というご質問をあちこちでいただいたが、おっしゃるとおりすこぶる見にくい。
なにしろ肝心の視界が文字で遮られているのだから。
本物メガネのように度が入っているわけでもないので、単なる障害物でしかない。
こんなことがわかったのも、7時間も強く押すメガネをかけていたからこそ。
だからって改善する気はないのだが。
メーカーもビックリ!な押したい衝動
強く押すメガネの威力はスゴかった。
会う人の大半が私に向かって指を突き出してくるのだ。「押したい!」と言って。
会う人会う人、みんなが私に目つぶしを仕かけてくる。
「強く押す」の文言が「強く押せ」だったら今ごろどうなっていたことか。
メーカーの仕様に感謝したい。

表記が「強く押せ」だった場合。
「見せてほしい!」「かけてみたい!」と言う人もいた。
冒頭の写真を見ていただければおわかりのように、強く押すメガネはけっこうチャチなつくりなのである。
だからヘタに触ると壊れちゃうかもしれないのであるが、だからなんだってんだ。
壊れたって、それもまたオモシロイ。
だから希望する方には取り扱いの注意なんてせずに、好きに扱っていただいた。
まとめ
イベント会場では、私よりこのメガネのほうがいい仕事をしてくれた。
勢いで作ったメガネ、ちょっとオモシロイかなと思って持って行ったメガネだったが、私の知らぬ間に世間様の認知をいただいているということがわかった。
強く押すメガネ、作ってよかった。

送水口博物館でも強く押すメガネは大人気。村上館長もゴキゲンさん。