親子で考える究極の選択ゲーム「こんなときどうする?」で少数派の意見を尊重する方法

以前の取材がご縁で、小学生の親子を対象にした防災講座のお話をいただいた。

会場の様子

参加する子どもたちは1・2年生。
ということは、小難しい話はできなし長くなっても飽きちゃう。
ワーク中心でテンポよく進行しなければ。
あ、あと、スライドの漢字にはふりがなを追加せねば。

防災出前講座やってます!「手で作り・頭でイメージ・目でチェック」の防災ワークショップ

さて、オモシロ防災訓練の講座メニューには究極の選択ゲームというのがある。
これはクロスロードという、災害に関する重要な決断をやってみるカードゲーム。
阪神淡路大震災で災害対応に当たった神戸市職員の体験を元に作られた、シンプルかつ奥の深いゲームなので大いに活用させてもらっている。
ちょっと聞くと難しそうだが、子どもでも自分の考えで参加することができる。

どう判断する?「こちらを立てればあちらが立たず」のクロスロードゲーム

提示されたお題に、自分だったらどうするかをイエスかノーかの二択で答える。
そして、多数派の意見を出した人が勝ちというルールになっている。
多数派で勝った人は、「青座布団」という賞品をゲットする。

公式ゲームセットについている紙の「青座布団」なんだけど、私は耐久性と使いやすさを加味して青のゲームチップで代用している。
なにしろチビッコたちが扱うのだ。

青のゲームチップ

多数派が勝つルールだが、災害現場で多数決がベストとは限らない。
少数派の意見だって軽視できないし、それらを知ること、検討することは非常に重要である。

ゲームのもうひとつのルールに、たったひとりが別の意見を出した場合、その人だけが勝ちというのがある。
もらえるのはもちろん「金座布団」である。

オンリーワンの立場でもらうのだから、特別感たっぷりの演出をしたい。
というわけで私が「金座布団」の代わりに使っているのがこちら。

これがもらえるとわかると、その瞬間はチビッコでなくても大喜びだ。
その姿を見るのが楽しみでいつも最後まで出し惜しみをしているくらい。

そして今回も思惑通り。
私「たったひとり、違う意見を出したオカーサンには金のコインを差し上げます!」
オカーサン「へー‥‥ん?(クンクン)あっ!これっ!チョコだっ!(喜)」

チビッコに至ってはもう、お題の答えなんかそっちのけ。
ひとりだけ別の意見が出たとわかったとたん、「チョコだ!チョコだ!」。

親子で参加するオモシロ防災訓練。
なにごともない今だからこそ、親子で家族で打ち合わせをしてもらいたい。
だからそのきっかけをたくさん提供していく。

まずはオモシロがってもらいたい会社

公式サイトはこちら↓

シェアする