「貰えるものは貰っとく」で選んでいると欲しいものは永遠に手に入らない。

貰えるもの

試供品や「自由にお取りください」など、タダで貰えるものを無条件で受け取っていないだろうか。

おしぼり割りばしストロー

「だって、損はしないでしょ?だったら丸儲けじゃないの」
おっしゃる通りである。
タダで貰えるものは、原価ゼロ。
有効に活用できれば自動的にすべて利益になる。

タダで貰えるものがタダなのはそれなりの理由があるからだ。
それ自体の価値が極めて低いから。あるいは、次に仕掛けられているものと比較して安価だから。
タダで貰えるものを無条件で受け取っていると、身の周りは価値の低いものでいっぱいになる。

さぁ、急いでそれらを有効に活用しよう。
原価はゼロだが、いまのところ儲けもゼロだ。
長ずるにつれ維持費がかさむ。
可及的速やかに、極めて価値の低いものに自分で価値をつけていかなければならない。

さぁ、慌ててがんばろう。

ちょっと待て

それは本当にやりたいことか?

タダで貰えるものは他人のコントロール下にある。
仕入れのタイミングと数量は他人しだい。
欲しいときに貰えるとは限らない。
そもそも「欲しいもの」ですらないのだが。

「貰えるもの」と「欲しいもの」は違うはず。
身の周りにあふれさせるなら、タダで貰える極めて価値の低いものなんかより、「欲しいもの」のほうがよくないか?

さぁ、「欲しいもの」を集めよう。

ところがどっこい

欲しいものがわからない。
長年「貰えるものは貰っとく」で選んでたから、自分の欲しいものがわからなくなっている。

これまで想像能力を放置していたツケが回ってきた。
未来をイメージするのには慣れがいる。

どうすりゃいいの

いますぐ始めればいい。
やることは、弱った筋肉を鍛えるのと同じ。
毎日少しずつ負荷をかけていく。

まずはなんでもいいから「欲しい」と思うものを書き出す。
1個しかなくても書け。
恥ずかしくても書け。
入手困難なものでも書け。
突拍子のないものでも書け。

遠慮したり斜に構えたり言い訳したりしないで、素直に書け。
こんなところで自分にウソをついてなんになる。

つぎにやること

書けるようになったらそれらに優先順位をつけよ。
リストの中にはいますぐ欲しいもの、ないと困るものがきっとあるはず。

そしてそれを取りに行け。
自分で。

自分の人生をコントロールしたかったら、試供品や「自由にお取りください」なんかをもらっている場合ではない。
手に入れたいものを自分で選んで、自分で取りに行くのだ。

試供品は受け取らない会社

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