夫におねだりして買ってもらいたいものと言ったらなんだろうか。
服?
アクセサリー?
ひょっとして家電?
おねだりして買ってもらったもの

コレ。
そこら辺の雑貨屋などには置いていない商品なので、ちょっと補足説明をさせていただきたい。

商品名は「発信機用露出ボックス」。
手っ取り早いのは使用例を見ていただくことだろう。

使用例。(これを見てフツーの人は「あー、アレね!」ってわかるんだろうか)
要するにおなじみの「強く押す」なんだけど、単独で壁に直付けするときに使うやつである。

ちなみに、よく見かけるこのタイプは「強く押す」とランプと内蔵ベルがセットになっていて、「総合盤」と呼ばれている。
そんなものをおねだりしてどうするというのか
なにも自宅の玄関先に「強く押す」を取り付けようというのではない。
これ↓と組み合わせようと思っている。

私の営業アイテム、「強く押す」。
この「強く押す」は現場から撤去してきたただのジャンク品なんだけど、「押すと割れる」を手軽に体験してもらうアイテムとしてすこぶる秀逸なのだ。
ワケあり品
遠征のときはこのコンパクトさ、手軽さが大変ありがたい。
しかし、ジャンク品であるがゆえの不便さもある。

裏側。
引っぺがしてきただけの部品なので、安定性はほぼゼロ。
横から見ていただければよくわかるが、自立しないのである。
だから、こうやって↓組み合わせたい。
今まではどうしてたの?
こんな安定しないヘンな形のモノを、これまでどうやって使っていたのか。
答えは、そしらぬ顔をしていただ。
「え?もともとこういうやつなんですよ?」というフリして。
こちらが堂々としてさえいれば、誰も疑問なんか持たないのである。

ホラね。
今だから言うけど、ジャンク品を安定させるために使っていたモノも、ごみ箱から拾ってきたジャンク品だった。
写真を拡大してみよう。

実はガムテープの芯。黄色いマスキングテープを貼っている。
おねだりする必要ある?
ジャンク品同士なんだからお似合いのカップルではあるが、ちょうどい代用品はないだろうかとずっと探していた。
でもよく考えたら、代用品なんて探さなくても、専用のものが存在しているんだから最初からこれにしとけばよかったのだ。
そもそもおねだりなんかしないで、自分で発注すればよかったのだ。
なんとなく、「発注するのは夫」という気がして躊躇していた。

色のせいか、クリスマスプレゼントとして扱われることになってしまった。
ジャンク品の「強く押す」と新品のボックスは、バツイチと初婚みたいな組み合わせ。
セットしてみたが若干ぎこちない。
ここはやはり夫におねだりして、固定の細工をしてもらわねばなるまい。