
あのころこんな足をしていた子があと数年で‥‥。
2030年3月31日に終了する子育て
私の子育ては、2030年3月31日に終了する。
私が子育ての最終目的としているのは、それぞれの子が家を出ていくこと。
この目的を実現するために締め切りを設けている。
独り立ちの締め切りは、それぞれの子が18歳になる年の年度末、つまり3月31日。
末っ子が18歳になる年、その年度末が2030年3月31日。
締め切りは、なにがあろうと必ずやってくるタイミングに設定しなくては意味がない。
締め切りはハッキリと
「ひとりで食っていけるようになったら」
「親が大丈夫と思えるようになったら」
こんな、あいまいなタイミングを締め切りにしてしまうと、いつまでも踏ん切りがつかずにグズグズと先延ばしになってしまう。
決めない理由を考えるのはラクだが、キッパリ決めるというのは意外とキツイ。
「就職したら」
「結婚したら」
こういった、実現するかどうかわからないタイミングを締め切りにするのもバカげている。
思惑通りになってくれればいいが、そうでない場合に私が頑張ればどうにかなるというもんでもないだろう。
「俺の目の黒いうち」は「死ねばOK」
私の子育て理念・それぞれの子が独り立ちすることは、企業の代替わりに似ている。
「息子が40歳になったときに社長を交代する」
「創業20年目で事業継承する」
こういったハッキリとしたタイミングが公表されている場合、事業継承はスムーズに行われる。
譲る側も受ける側も、それに向けてモチベーションを上げ、準備をするからだ。
「ワシの目の黒いうちは‥‥」「ワシの体が動くうちは‥‥」とか言ってる企業が代替わりできるとしたら、それは社長が死んだとき。
死は突然訪れる。
準備もなにもあったもんじゃない。
初めては失敗続き
うちの長子の場合、子育てのために残された時間はあと5年。
長子はあと5年で家から出て行くことになる。
家から出て行ったって、うまくできるとは思っていない。
18歳でいきなりひとり暮らしを始めたところで、生活にかかるすべてのことを網羅できているわけではないので随所でつまづく。
家賃の振込み期日を過ぎて、延滞料金を支払うこともあろう。
うっかり干しっぱなしにしていた下着を盗まれることもあろう。
ちょっとした日々の掃除をサボったがために、永久に落ちない汚れができてしまうこともあろう。
でも、それでいい。
初めはうまくいかない、ということさえわかっていればいい。
慣れればいいのだ。
今日からその日までの間
子どもを自立させるには何をしたらいいのか。
締め切りさえ決めてしまえば見えてくる。
子どもの独立は、そのとき限りのイベントではない。
それまでのプロセスだ。
コメント
[…] 功する「子どもが独り立ちする方法」」 元の記事はこちら:http://mazu-jibu.com/post-1306/ […]