防火対象物点検資格者講習というものに来ている。
防火対象物点検とは
防火対象物点検は雑に言うと、火の用心をちゃんとやってるかの検査。
火の用心なんてすべての人がやるべきだけど、法律で義務化されてる建物・人にはマジメにやってるかのチェックが義務付けられている。
チェックをする専門の人がいて、その人は当然ながら火の用心の専門家でなければならず、それが防火対象物点検資格者というわけ。
講習の会場は、大阪にある阿倍野防災センター。
防火対象物点検資格者講習は、消防や防火管理、建築などの分野でそれなりの実務経験がないと受講できない、ちょっとマニアックな講習。
3日間みっちりと講習を受け、さらに4日目の修了考査に合格しなければもらえない資格である。
99人の男たち
会場にひしめく受講者はすべて男性。
女性は私ひとり。

男だらけ。
講習の定員が100名なので、理論的に男性は99人ということになる。
数えたわけじゃないが、そういうことにする。
この99名はふだんどういうことをしている人たちなんだろうか。
受講資格から察するに、彼らの正体はこのあたりだろう。
消防設備士・消防設備点検資格者
防火管理者
建築士
建築関係・消防関係の公務員
スーツ&ネクタイのカッチリした人もいれば、毛玉セーターとジーンズで休日のオジサン的な人もいる。
作業着の人も見受けられるし、消防職員っぽい人もいる。
彼らはたとえ近い席に座ってもあいさつひとつ交わさない。
しかし、休憩のたびにどこかへ電話して「あっ、どうも。お世話になります」なんて言ってるとこ見ると、いずれ名のある中堅どころに違いない。
求む!防火消防
男女比9対1だと休憩時間に女子トイレが混まなくて大変ありがたい。
しかしながら、これが消防業界の縮図だと思うといかがなものか。
業界へのさらなる女性進出を促したい。
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