消防点検をやると、点検の結果を冊子にしてハンコついて消防署に提出することがある。
提出する時期をきちんと把握している場合はいいが、「今回は提出するんだっけ?」とわからなくなってしまうことだってあるだろう。
点検をした業者さんに教えてもらえばすむことなんだけど、報告書を見れば自分で判断できるので覚えておこう。
報告書のここをチェック!
見るのは、報告書の「別記様式第2」、通称総括表というページ。
たいてい表紙の次、2ページ目にある。

総括表
これの3段目、点検種別を見てみよう。

ここ!
機器点検なのか総合点検なのかで、消防署に報告書を提出するかどうかがわかる。
消防署に届け出をするケース

機器点検と総合点検、どちらにもマルがついている場合。
機器点検、総合点検の両方にマルがついているときは消防署に届け出をする回。
まれに総合点検だけにマルがついていることもあるが、総合=提出と思っていただいて差し支えない。
届け出をしないケース

機器点検だけにマルがついている場合。
機器点検だけにマルがついているときは消防署への届け出はない。
この場合、半年後の総合点検のときに提出するのでお忘れなく。
ただし、
このやり方で判定できるのは消防署への届け出を毎年やる、特定防火対象物の場合。
飲食店や百貨店、病院、ホテルなど不特定多数の人が出入りする建物は管理が厳しい。
一方、それ以外の建物、決まった人だけが出入りする建物の場合は3年に1回。
マンションや事務所、工場などがこれにあたる。
どちらかというと3年に1回のほうがわからなくなりがちなのでご注意ください。