本当に非公開にすべきは年齢ではなく「誕生日」

誕生日を非公開にしたらすこぶるラクチンになった。

誕生日を秘する理由は、おめでとうメッセージに返事するのがメンドクサイから。
これに尽きる。
おかげさまで、今年も心穏やかな誕生日をすごせた。

頼んでもないリマインド機能

自動リマインダー機能が大活躍する現代、われわれは他人の誕生日を覚えるのに貴重な脳メモリを使わなくてよくなった。
すっかり忘れていても、そもそも覚える気なんてなくても、その日になったらシステムが正確にお知らせしてくれる世の中だ。
そして、ふだんはほとんど交流のない相手に「おめでとうございます!」のメッセージを送る。

「おめでとうございます!」だけじゃちょっとアレだからなんかつけ足そうと思っても、ふだんの付き合いが薄いから気の利いた言葉なんて思いつかない。
だからメッセージは短く、ほんのひとこと。
そのほうが受け取った相手も気楽でいいだろう。

そんな独りよがりなメッセージが届けば、受け取った方も無視はできぬ。
なんらかのリアクションをするのが社会人のマナー。

うぇっ、メンドクサ!

もうひとつの理由

あと、不要なモノをもらうのがマッピラごめんである。
全力で選んでくださったであろうモノが、私の好みドンピシャリとは限らないではないか。
恐縮でたまらないが、関心の薄いものに関わる時間は実にモッタイナイ。
私は自分のことで忙しいのだ。

贈りたい・あげたいの気持ちだけでホント充分である。
気持ちが余ってしょうがないのなら、どっかに寄付でもしていただければ三方よしである。
欲しいモノは自分で手に入れる。

夫におねだりして買ってもらったものを見せびらかしたい

このような妻であるから、夫が苦労するのは当然。

極めて狭い許容範囲

トシを知られたくないという理由で誕生日を非公開にしている人はよくいる。
しかし、本当に秘すべきは誕生日そのものである。

誕生日を気にしてくれるのは同居している家族だけでいい。
親と職場の人が気にしてくれたらもう満腹すぎる。

オカーサンの誕生日は、子どもを喜ばすイベントと化している。

2通のお祝いメッセージ

人の心を失った罰当たりな私にも、毎年の誕生日にお祝いメッセージをくれる稀有な人がいる。
従兄と保険屋さんだ。

従兄はともかく、保険屋さんは他人なのにどうして秘密の誕生日を知っているのだ!?
あ。保険屋さんだからか。

そんな希少なメッセージは、毎度ありがたく受け取っている。

恩知らずな会社

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