「東日本大震災にちなんで、御社で力を入れていることはありますか?」
この時期になるとよく聞かれる。
2月末から3月初旬にかけてメディアの問い合わせが増える。
災害特番のネタ集めしだろうか。
しかし残念ながら、この時期だから力を入れていることなんかイグジットにはない。

「こりゃ死ぬわー」とか言いながら写真を撮るのは日常行為。
テレビが災害特集を組み、ホームセンターにヘルメットと非常品詰め合わせのリュックが並ぶ。
日本中の防災意識は自動的に上がる。
そんな時期にイグジットが何かをする必要はないだろう。
【むしろこの時期はこっちに力を入れている】
イグジットの出番は、新年度がスタートし、人々が春の陽気に浮かれて花見なんぞにうつつを抜かし始めたころ。
世間様がお楽しみのところに割って入り、真逆の災害リスクを思い出させるのが我々の使命である。