「みなさんが死のうが死ぬまいが、私には知ったこっちゃありませんけど」から始まる防災訓練

どうすればいいですか?

防災がらみの仕事をしていると、「必勝法を問われている」と感じることがよくあります。

「災害に備えて知っているといいことはありますか?」
「持っていたらいいモノってなんですか?」
「備蓄にはコレ!というものをひとつ教えてください」
特にメディアの取材はほとんどこれです。

返答に窮しながらも、わかりやすい「たったひとつの○○」が欲しいんだろうなとよくある例を挙げてやりすごしています。
みなさんの頭で考えてはいかが?と思いながら。

ターゲットは丸腰の人

私がやりたいのは必勝法を教えることではありません。
私は必勝法を知らないし、誰にでも当てはまるオールマイティな答えでは、私が情報を届けたい人の耳に入らないからです。

「たった1つのナントカ」とかいうタイトルにウンザリするたった1つの理由

私が情報を届けたいのは、防災や危機管理、備えのことなんかまるで考えたことのない人たち。
今日までの平穏な暮らしが、明日からもずーっと続くと信じ切っている人たち。
本当は少し不安だって気づいてるけど、考えると不安が大きくなってしまうから考えないようにしている人たち。

彼らに備えてもらうには、毛色の変わったアプローチが必要なのです。
「ひとりひとりが備えることが大事」みたいな、いいかげん聞き飽きたうえになんの具体性もない言い回しでは届かないのです。
「アンタが死のうが死ぬまいが、私には知ったこっちゃありませんけど」ぐらいのツカミで話を始めたいのです。

自分で考え始めてもらいたい

だから、防災訓練でこういう感想をいただくのが本当に嬉しいのです。

「今まであまり関心がなかったのですが」

彼らの意表を突くのが私の使命なのです。

「意外な防災があってびっくりした」

私が防災士になったことを人に言わない理由とその解釈

でも、一番うれしいのはこういう感想。

「司会進行がとてもよかった」

司会がとてもいい会社・イグジット

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