
避難器具アトラクション
夢の自社ビル
自社ビルがほしいんだ!
66㎡に夫婦2人しかいないミニマム会社だけど、自社ビルがほしいんだ。
自社ビルなんか、なんに使うのか?
オモシロ消防訓練に使いたいんだ。
オモシロ消防訓練専用の建物。
小ぢんまりとしたやつでいいんだ。
消防隊が訓練に使う、あのヒミツ基地みたいな、コンクリートのそっけないやつでいいんだ。
オモシロ消防訓練メニューのために、いくつかの部屋と設備がほしいんだ。
アトラクションいろいろ
消火器をぶっ放して、粉まみれになっても大丈夫な密室。
ぶっ放す人がいちいち粉まみれになるのは具合が悪いから、透明の壁に両手を突っこむとこがあって、両腕だけを壁の向こうに出してぶっ放そう。
逆保育器みたいな仕組み。
暗闇の中を、誘導灯の光だけを頼りにして脱出するための部屋もほしい。
窓はなくて、ドアと壁で細かく仕切られている、迷路のような部屋の集まり。
脱出するための出口はひとつ。
煙も充満させたい。
あと、2階には、避難器具をよりどり数種類。
ユレールはしごと、ぶらさがるオリローと、ストロー袋みたいな救助袋。
もちろん非常ボタンもあちこちにつけといて、好きなだけ押し放題。
ベランダの隔壁板破りもあるよ。
せっかくだから、放水体験用の消火栓もほしいなー。
ワークショップもおみやげも
こういう施設にはワークショップもあるといいな。
作るのはお決まりの「強く押すメガネ」。
デリケートな「強く押すプレート」を割らずにメガネを完成させられるかな?
おみやげ処には「消」の字グッズ。
消しゴム、消し炭、消臭剤。岩手県消防学校の手ぬぐいも入荷。
きっかけは防災センター
福岡市にある、福岡市民防災センターに行ったのがきっかけ。
福岡市民防災センターには、煙の充満した暗い迷路を、誘導灯を頼りにして進むという避難体験がある。
実はちょっとナメてた誘導灯の光が、真っ暗闇の中では唯一のよりどころになるということが、これをやってみて痛いほど分かった。
だからこんな体験を、もっとみんなにやってもらいたいんだ。
リアルな消防訓練を集めた施設を作りたいんだ。
だから自社ビルがほしいんだ。