「どんなときでも、お客さまの火災リスクを減らすのが我われの使命である」
市場の急変
コロナパニックの中で、わが事業はどうすべきか。
世の中のすべての経営者がこの課題を突きつけられている。
イグジットも例外ではない。
人が集まる消防訓練・防災訓練は軒並み延期。
新しい依頼もない。
訓練グッズのレンタルもサッパリだ。
不安に気づかないふりをする
飲食業や観光業に比べれば、法律上の義務として行われる消防関係の業務は影響が少ないと言える。
しかし、サービスを提供するお客さまが飲食業や観光業であれば、連鎖的に縮小となる可能性はある。
さらに、世界的なパンデミックで外出禁止令が発令でもされたら、現場に行くことが仕事である消防設備業はお手上げだ。
うっすらとしたピンチから漂う不安に気づかぬふりをして日々の業務を続けている。
鶴のひと声
そんなとき、わが社のリーダーから発せられた見解が冒頭のやつ。
「どんなときでも、お客さまの火災リスクを減らすのが我われの使命である」
え‥‥こんなときに?
もうちょっとみんなで検討したほうがよくない?
なーんて考えも一瞬よぎったけど、よっしゃ!スピード優先で動こう!
発せられた見解だけを切り取れば先を見越した頼もしいひと声に聞こえるけど、ずいぶんと逡巡して出した答え・勇気を奮った発言に違いない。
これまでにさんざん時間をかけて、理念を共有してきたリーダーだから信頼できる。
イグジットが優先すべきこと
コロナであっても火災は起る。
人が生活をしている以上、火災リスクはなくならない。
我われは、お客さまの火災リスクを減らすプロなのだ。
ポッと出の感染症ごときで、肝心の使命を忘れてどうする。
もちろんこんな状況だもの、感染対策は最大限にやる。
最大限の対策をしていても、お客さまから受け入れられない場合もあるだろうが。
でもこのあとは、100%の全力で使命のために動く。
あたかも「最初ッから私も同じ考えでした!」というように全力で。
この策が「やっぱりやってよかったね!」で終わるために全力で。

とりあえずすぐにやれる対策の案。