消防設備点検における、新型コロナウイルス感染症への対策
- 居室内に立ち入る点検を中止します(火災感知器、避難はしご)
- 共用部の点検は通常通りに実施します(消火器・火災受信機、非常ベル、発信機、消火設備など)
- 点検スタッフの体調チェック、作業前後の手洗いを実施します
- これらを記載した文書を現地に掲示、各戸に配布します
集合住宅の居室に立ち入る消防点検は、感染のリスクがないとは言えません。
点検のお知らせを受けて不安を感じている入居者の方もいらっしゃるでしょう。
イグジットでは、集合住宅にお住いの方の不安を解消するために、5月まではこのやり方で消防点検を実施いたします。
マンションの消防点検は中止すべきでは?
ついに来た、マンションの消防点検を「こんな状況なのに、やるの!?」という問い合わせ。
半年ごとにやんなきゃいけない決まりになっている消防点検だが、感染症が蔓延するこの状況では不安になるのが当然だろう。
知らない人が自宅に入ってくる消防点検は、通常でも警戒されがちな条件。
どこでどんなことをやってきたかわからない人、よその家を何軒も経由してきた人がわが家に上がり込むのだから、点検を拒否したくなるのが人情だ。
火災リスクを減らすという安心感を提供する業務なのに、その代わりに感染リスクを上げて不安をあおるのなら本末転倒。
イグジットが消防点検を中止しない理由
部屋の中には火災感知器、ベランダには避難器具がある。
しかし、建物の消防設備は建物のいたるところについている。
部屋の中についているのはほんの一部なのだ。
部屋の外についているのは、消火器、火災受信機、非常ベル、強く押す、消防ホース、消火栓、水を送る配管、誘導灯、階段の防火戸など。
重要な設備ほど、誰もが関われる共用部につけてある。
火災報知機は報知設備。
「感知」よりも「報知」するのが使命だ。
火災をいち早く周囲に知らせ、関係者が素早く避難し、通報・消火に取り掛かるためにある。
室内の感知器を点検しないのならば、ベルや発信機、受信機の点検が欠かせない。
部屋への入室拒否だけで点検を中止し、共用部の設備を放置するわけにはいかない。
だからイグジットは消防点検を中止しない。
イグジットの対策
集合住宅にお住いの方の不安を解消するために、5月までは次のやり方で消防点検をやる。
・居室内に入る点検は中止する(火災感知器、避難はしご)
・共用部の点検は通常通りに実施する(消火器・火災受信機、非常ベル、発信機、消火設備など)
・点検スタッフの体調チェック、作業前後の手洗いを実施する
・これらを記載した文書を現地に掲示、各戸に配布する
これは、点検スタッフを守るためでもある。