消防訓練には基本パッケージとも言える3つがある。
- 消火訓練
- 通報訓練
- 避難訓練
この3つを押さえておけば消防訓練は成り立つ。
逆に言えば3つしかない。
消防訓練は、これら3つしかないネタをどこまで膨らませるかがキモになる。
企画の2パターン
訓練を企画するには2つのパターンがある。
- ひとつのテーマをじっくり掘り下げる
- 時系列で追いかけたストーリー仕立て
ひとつのテーマをじっくり掘り下げるパターンでは、基本知識だけでなく、プロしか使わない設備や珍しい事例などを加えることができる。
思わず誰かに言いたくなる豆知識や雑学の形で盛り込むと、内容がバリエーション豊富になる。
時系列で追いかけたストーリー仕立てでは、実際の火災でなにが起こるのかをリアルに知ることができる。
参加者がそのときを想像することができ、シミュレーションによる課題がハッキリするのがメリットである。
それぞれの例をご紹介する。
1. ひとつのテーマをじっくり掘り下げる
例えば消火器の種類を例にとってみよう。
業務用と住宅用の違い
なにが違うのか?
どう使い分けられているのか?
中身は同じなのか?
ていうか、中身はなに?
どこで見分けるのか?
自分が使う気になって疑問を掘り下げていけば、ネタはいくらでも出てくる。
2. 時系列で追いかけたストーリー仕立て
ひと言で火事と言っても、住宅火災や車両火災、林野火災など、その種類はさまざま。
訓練の参加者に関係する種類を選ぼう。
マンションの消防訓練なら住宅火災。
よくある原因、コンロからの出火をストーリーにする。
コンロから出火するのだから、時間帯やその場にいる人、周りの条件などが明確になるはず。
夕食の準備中、家にいるのはオカーサンと子どもが2人。ご近所にはまだ帰宅していない家もある。とか。
シチュエーションがハッキリすればしめたもの。
初期消火は誰がやるだろうか、消防署へは誰が通報するだろうか、あと始末はどうなるのか、この場合には保険金は出るのか‥‥。
いろいろ思いつく。
まとめ
消防訓練を企画する方法を2つのパターンでご紹介した。
消防署のマニュアルに惑わされて固いことを考えてしまうと難しいが、イザというときに役に立つのならなんだって正解なのである。
「そうは言っても慣れないうちは‥‥」
「専門的な知識もないから‥‥」
そんなあなたには、企画から告知、当日の司会進行までお任せのまるごとパッケージがおススメ。
訓練をやる日と場所、この2つさえ決めればあとは全部お任せできるオモシロ消防訓練、あります。
参加者のフィードバックを元にした来年の訓練プログラムまでついてくるオトクなパッケージです。