
自立のためのあらゆることを訓練する。
生活訓練とは
生活訓練の概要についての一文に出会った。
自立訓練(生活訓練)支援事業
生活訓練のサービスが必要な精神障がいのある方、
知的障がいのある方に対して、
自立した日常生活または社会生活ができるよう、
一定期間、生活能力の維持・向上のために必要な訓練、
生活等に関する相談および助言などの支援を行う事業。合原千尋さんのブログ「鹿児島の終活行政書士絵日記♪」より
これの対象者を「子ども」に置き換えたら、そのまんま子育てに使える。
自立訓練(生活訓練)支援事業
生活訓練のサービスが必要な子どもに対して、
自立した日常生活または社会生活ができるよう、
一定期間、生活能力の維持・向上のために必要な訓練、
生活等に関する相談および助言などの支援を行う事業。
自立していない人を期限つきで自立させるプロジェクト
子どもは自立していない人である。
なにかといえば「おかーさん!ちょっと来てー!」だの「なんで起こしてくれんの!」だの「もう時間がない!だからみそ汁残していい!?」だの。
そういう子どもを、自立した生活ができるように訓練するのが保護者の役割。
用事のある人が出向いていくということや、起きなかったのは自分本人であるということや、時間を逆算して食事をするなんてことを、何度も繰り返して教えこむ。
もうひとつ大事なのは、ここ。
「一定期間」というところ。
決して「永遠に」ではない。
この訓練には終わりがある。
子育てって、「自立していない人を期限つきで自立させるプロジェクト」なんだ。
子育ての悩みを雑にさばいてみる
子育ての悩みTOP3と言われるものがある。
①子どものしかり方
②子どもの将来
③育児のストレス
これらの悩みは、子育てを生活訓練としてみればすべて解消する。
という仮説を立てて、雑に検証してみよう。
①子どものしかり方
「しからず教える」に変更する。
訓練だから、繰り返しの練習が前提。
1回では終わらない覚悟が必要。
②子どもの将来
子どもの将来は子どものもの。
保護者ができるのは、情報の収集と提供。
それと資金状況の開示。
③育児のストレス
24時間つきっきりをやめて、8時間労働ぐらいにしとく。
これなら、子育てはだいぶラクになりそうである。
振り返りとまとめ
とはいっても、その渦中にいるときはそうも言ってられない。
第一子の子育てがスタートしたころは、周りからのたくさんのアドバイスがあったがほとんど活かせていなかった。
子育てして十数年。
しだいに雑になってきている。しかも加速度をつけて。
十数年の経験で、ようやくさじ加減がつかめてきたということなんじゃないだろうか。
経験して初めてわかる。
だから私は「やってみる」のが好きだ。