前回までのあらすじ
と紹介するのも、もういいかげんウンザリしてきた、手を洗いたくなるシール。
バズったおかげでたくさんの取材を受け、「開発の経緯は?」なんてことを何度も聞かれるハメになった。
聞かれりや答える。
答えるたびにまとまっていく。だんだん饒舌になっていく。
継続は力なり。
取材で棚卸し
取材を受けると、自分の活動の客観的な姿が見えるので大変ありがたい。
聞き取りのプロによって、手あたりしだいな私の行動が露わにされる。
思いつくままにしゃべった断片は、編集のプロによって簡潔な形に仕上がり世に発信されていく。
取材は宣伝にもなるが、同時に自分の棚卸しができるのでたいそうオトクだ。
自分がまとまらないときは、聞いてくれる人を探すのが吉。
棚卸しの結果
手を洗いたくなるシールで40件以上の取材に対応した結果、開発のきっかけや製作秘話、その効果などが簡潔にまとまった。
王の施策で再発した取材ラッシュは、実はこれでやりくりした。
本業でもないシールに毎回時間かけてらんないよ。
ひょっとしてまだ取材依頼をご検討のメディアの方がいらしたら、これ↓をそのままお使いいただいて結構である。
インタビュー原稿
コロナ感染防止として、社内でも「こまめな手洗い」を実行することにしました。
でも、清潔の概念や知識、価値観には個人差があるため、うっかり忘れを防ぐ意味でもお互いに声をかけることにしました。
そうは言っても、いい大人に向かって「手を洗った?」とは言いづらく、言われる方も快くありません。そこで、帰社したタイミングで自動的に手洗いを思い出す仕組みを考えました。
それがウイルス模様をプリントしたシールです。
凶悪な顔つきをした大小ツブツブのウイルスをランダムにちりばめて、気持ち悪さが増すようにしました。
このシールを出入口のドアノブに貼ると‥‥。帰社したタイミングでウイルス模様のドアノブをさわれば、その気持ち悪さに「手を洗いたい!」と感じます。
手洗いの習慣がつくまでの「うっかり忘れ」と、「人に言われて行動する」気まずさがなくなりました。
オマケ
「これをご覧のみなさんに、なにかひと言!」というのもよくあるので、それも付け加えておく。
メンドクサイこととかやりたくないこと、でもやらなきゃならないことってあるじゃないですか。
そういうのを、「やりたくってしょうがない!」と思える仕組みにするのが好きなんです。
どうせやるならラクに・楽しく・オモシロい方がいいじゃないですか(笑)