全国の消防設備士が4時間で300ツイートした「#消防点検あるある」祭り

「消防点検あるある」と言えば?

雑ないきさつ説明

SNS上に消防設備屋さんが集まったら、「Twitterで示し合わせて #消防点検あるある 発信をしよう!」ってな流れになった。

設備屋さんとしては仕事を増やしたい。
というよりも、点検すべき建物があるのなら全部ちゃんと点検したい。
それなのに、消防点検をしている建物は全体の半分しかないという。

消防点検率50%。
この業界のジレンマをなんとかしたい!

点検の必要性が知られていないのが業界の弱み。
点検の必要性どころか、業界の存在すら知られていない。
まずは消防設備業界を世に知らしめよう!

てなことで日曜の夜、全国の消防設備士がスタンバイした。

発信というステージ

同業者とは言っても、ほとんどが消防設備士。ちゃんと勉強してちゃんと国家試験に合格した、ちゃんとした技術者たちばかり。
専門業界をオモシロがってるだけの私は、技術ではとうてい太刀打ちできない。
だったら圧倒的異色の存在になるしかあるまい。
と思っていた矢先のイベント、 #消防点検あるある 祭り。

私は消防設備士ではないが、そういうネタならいくらでも持っている。
専門情報をオモシロく発信するのは私の使命であり、お得意の分野でもある。
参戦するしかないだろう。

当日は約4時間で300件以上のツイートが発信されたという。
そのうち私が発信したものをいくつかご紹介する。

#消防点検あるある その1

業界の認知度不足を痛感するひと言「うちはオール電化だから火事にならない」。
そのあとに「だから消防点検なんかしなくていいんじゃないの?」という疑問がついてくる。

オール電化なら安心!?火災リスクから絶対に逃れられない理由とチェックすべき5つのポイント

電気火災の4文字を捨てゼリフにしてさっさと立ち去りたいところだが、それでは業界のイメージ損失。
「あっ、そっか!納得!」って受け止めてもらえる説明をそのつどやっている。
啓もうはコツコツと。

#消防点検あるある その2

「強く押す」を押しても消防車は来ない。
たいていのところは来ない。
自動火災報知設備だが、そこまで自動ではないのだ。

【よくある質問】「強く押す」を強く押したら消防車が来てくれるんですか?

#消防点検あるある その3

点検する建物全域には結構な数の消火器が置いてある。
20mごとに散りばめられたすべての消火器を、前回のリストを頼りに探して検査する。
不変の地番があれば間違いがないのだが、動くものを目印にしたらダメに決まっている。

ちなみに「4項」というのは、スーパーや雑貨店などの一般的な物販店。
ホームセンターなども4項にあたる。
前回の点検では、消火器は「い草マット売り場前」にあったのだろう。
しかし、半年後の今は冬だ。い草マットは店内のどこにもない。

消火器置場の名称でセンスを問われるのが消防点検だ。

#消防点検あるある その4

地下ポンプ室

コンクリートに囲まれた地下ポンプ室。
どデカい貯水タンクと、まがまがしいほど真っ赤に塗られた消火ポンプのセット。
電気信号ひとつで、ここから水が送られるのだ。ドバァァァーーーーッと。

まちがってドバァァァーーーーッてなっちゃったらどうしよう。
ダメだ。水圧を想像するだけでゾクゾクする。
そしてトイレに行きたくなる。

#消防点検あるある その5

すべてが完全作動するかを試してみるのが消防点検。
本番で1ミリのミスも許されぬから。

という理屈はわかるんだけど、避難器具だけは点検者が体を張ってまでやんなきゃいけないの!?って気がしてしょうがない。
オモシロいからやるけどさ。

ネタがあるある

4時間ほどで300件以上の #消防点検あるあるが発信されたわけだが、自分がツイートしたのを数えてみたら38個だった。

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