ふるさと納税やクラウドファンディングに返礼品は不要!やりたいのは応援であって、お礼をもらうことではない

ふるさと納税で寄付をした。
寄付をしたプロジェクトはこちら↓

名古屋市消防局がやっている、新人消防士の育成プロジェクト。
寄付金は、消防学校で使う資器材の購入費となる。

消防学校とは

消防署に就職したからって、イキナリ現場活動ができるわけではない。
専門職の基礎を学ぶため、各自治体に設けられた消防学校で半年間のトレーニングを行う。

余談だが、消防「学校」と言っても学校教育法にかかる機関ではない。
一般企業の新人研修とか教育訓練と同じで、給料をもらいながらのOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)みたいなもんである。

返礼品

ふるさと納税で話題になるのが返礼品。
寄付した金額を上回るような豪華な返礼品が、そもそもの目的から反れているのでは?といった物議をかもしているのはみなさんもご存じだろう。

さて、私が寄付をした消防士育成プロジェクトの返礼品は?

「ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング」より

返礼品は、名古屋市消防局オリジナルのTシャツ。
背中にプリントを施した、速乾性の紺色生地らしい。
消防ふれあいフェスタとかで署員が着るやつだろうか。

しかし、なぜか「市外在住者の方に限ります」とある。
地元を支援するプロジェクトは、地元からの寄付を優遇したがるものではないのだろうか。謎である。

返礼品について言いたいことがある

ところで、私はクラウドファンディングの返礼品が欲しかったためしがない。
和牛すき焼きセットも県産メロン詰め合わせも温泉宿泊ペア券も、いらないのだ。
やりたいのは応援であり、返礼品を手にすることではない。
返礼品が欲しくてカネを出すのは「買い物」であり、買い物は販売しているところでやる。

これからクラウドファンディングを立ち上げる人には、返礼品なしの純支援コース設定をぜひ検討していただきたい。

当然ながら、消防士の育成がやりたい私にとって、オリジナルTシャツは不要の返礼品である。
幸いにも、このプロジェクトは返礼品ナシの純支援コースがデフォルト。
返礼品が欲しい人は「Tシャツあり」を選択するようになっている。

理想の返礼品

返礼品はいらないと言っておきながらナンだが、消防士育成プロジェクトに望む返礼品がある。
それは、学校参観

「ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング」より

見たい見たい。
モタモタ着替えてるとこ、見たい。
要領をつかんでだんだん上手になっていくとこ、見たい。

「ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング」より

これはさすがに目の前で見るのは難しいだろうが、遠目でもいいから見たい。

人工的に温度と湿度を上げた空間を作りだし、空気呼吸器をつけたまま訓練用の人形を搬送する訓練です。大きな身体的負荷がかかる中、空気ボンベ1本の空気量で、実際に自分が活動できる時間を確かめます。

わが子の運動会よりも見ごたえがある、マッスル部隊の「消防救助技術大会」

このプロジェクトのタイトルは「みんなで育てる消防官!新人消防官の育成にご協力ください!」だ。
育ててるんだから、育ってるとこを見たいと思うのが人情だろう。
もはや保護者の心境だ。

入校式にも同席したい。

「ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング」より

それにしても、大分を差し置いて名古屋なんかを応援したのがバレたら、大分市消防局で冷遇されたりしないだろうか。

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