営業って言われたら、営業部の営業マンをイメージします。
人と話すのが好きで物おじしなくて場慣れしてる人。
だから自分は営業向きじゃないんです。
ちょっと待て。
バカ言ってんじゃないよ?
営業とは
営業とは、営利目的の活動のこと。
あなたがボランティアをやったりNPO法人の人でない限り、企業内での業務はすべて営業なのだ。
製造担当でも事務員でも人と会わなくても、あなたがやっているのは営業なのだ。
そこんとこよろしく。
「売る」な
営利目的の活動だから、商品が売れなくてはならぬ。
ここは「売る」んじゃなくて「売れる」で話を進めたい。
なぜなら、売るのは簡単だから。
ニーズがあろうがなかろうが関係なく押し付けてしまえば、とりあえず売ることができる。
誰も幸せにならないけど。
みんなが幸せになるのは「売れる」の方だろう。
「売れる」にするには、売れてしまう環境を作ればいい。
これは難易度が高い分、コントロールのしがいがあってオモシロいはずだ。
「売れる」には
ビジネスで考えと難易度が高いが、「売れる=受け入れられる」と考えれば突破口が見えてくる。
恋愛や結婚に置き換えて考えてみよう。
好きな相手に受け入れてもらうために、どうアプローチするだろうか。
ニーズがあろうがなかろうが関係なくお付き合いを押し付ける方法がダメなのは、言うまでもない。押し売りはダメだ。
「私は自分のことがキライで、いっそ死んだ方がいいと思ってるダメな人間なんだけど結婚してください」なんてアプローチは受け入れてもらえるだろうか。
「自分がどんな人間なのかまるで知らないんですけど、とりあえず結婚してください」ならどうだ。
そんなアプローチはごめん被る。
全社員がやるべきこと
受け入れてもらうには、相手に自分のことを知ってもらう必要がある。
よさを知ってもらう必要がある。
だとしたら、アプローチの前に自分を知ることが必須だろう。
営業は、営業部の営業担当だけがやることではない。
会社に所属していれば全員が営業に携わっている。
だから、まずは自分が扱う商品を知ろう。
好きになるまで研究しよう。
そしたらようやく、受け入れてもらうためのアプローチに取りかかれる。
あなたが興味も関心も持っていない商品を、他人が買ってくれるわけがない。