まずはこちらの画像をご覧いただこう。

とあるホテルの廊下。
延々と続く廊下。
ツートンに塗られた壁には各個室へと続く扉があり、ところどころに消火器や消火栓が設置されている。
気になるのは、天井につけられた誘導灯。
緑色の誘導灯は「ここから外に出られますよ」のサインで、非常口を示している。
【あわせて読みたい、非常口の見つけ方】
もう一度画像を見てみよう。

矢印の向きにご注目ください。
誘導灯の矢印が左向きなので、廊下の左側に非常階段への扉があるのだろう。
誘導灯を片側に寄せて取り付けられているので、非常口の場所がより分かりやすく示されている。
取り付けた職人の配慮である。
しかし、この配置は一般的にはどうとらえられているのだろうか。
もう一度画像を見てみよう。

偏ってる!
合わせ鏡のように規則的に続く廊下で、場を乱すように配置された誘導灯。
手前に写る消火器も消火栓も、デザインの規則性を大いに乱している。
気持ち悪ッ!許せないッ!
そうは言っても、消防関係のものを左右対称に配置するわけにはいかない。
取り付け禁止!ではないけど、コストが倍増するから通常は必要最低限の数しか取り付けない。
でも、左右対称に取り付けられた消防設備が並ぶ廊下は美しいに違いない。見てみたい。
と、まぁ、どこへ行ってもこういうことを考えているわけです。
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