「ひとりひとりが防災意識を高めましょう!」
「ひとりひとりがイザというときに備えましょう!」
「ひとりひとりが気をつけましょう!」
って言われて、いまからなにをすればいいか具体的にイメージできる?
みんなに刺さることは誰にも刺さらない
全員に共通するテーマにしたら聞いてないし、範囲を狭めれば「そうとは限らない」とか言うし。ンモー!どうせいっちゅーんじゃ!
というのが前提です。#オモシロ消防訓練— 強く押すメガネの人 (@ne_dsk) July 30, 2020
消防訓練やってて、一番もどかしいのがこれ。
たった2~30人の参加者でさえ、全員に共通するテーマはごく限られてしまう。そして薄くなる。
全員が「ほほぅ!それはいいことを聞いた!」と納得し、全員が自ら行動を変えるネタなんてそうそうない。
しかし、主催者(特に町内会や学校関係)には「できるだけ多くの人に!」というニーズがある。
しかも、「できるだけ多くの人に!効果的に!」だ。
もうオモシロしかないよね。
シメのあいさつ
冒頭の「ひとりひとりが‥‥」は、消防訓練のシメのあいさつに用いられがちなフレーズ。
今日の訓練をまとめるんだから、おおざっぱな概要だけになるのは否めない。
というのをわかってて言うんだけど、ホントこれ、ボワーッとした言い回しだよね。
「ひとりひとりが防災意識を高めましょう!」
「ひとりひとりがイザというときに備えましょう!」
「ひとりひとりが気をつけましょう!」
「防災意識を高める」って、どうやったらいいんだろ。
「イザというときに備える」って、なにを用意したらいいんだろ。
「気をつけましょう!」に至っては、なにを?どうやって?のダブルハテナである。
ホントはこうしたい
本当は、「あなたの防災意識を高めましょう!」をやりたい。
まずは、現状把握。
どんな課題を持っているか?
どんな困難を感じているか?
そして、どんな状態になったら理想的か?
理想と現状の差を埋めるためにやれることはなにか?
それにかかる時間はどれくらいか?
そうして計画を細かくしていき、今日やることを決める。
今日から続ける小さなことを決める。
あとはやるだけ。やり続けるだけ。
そんなマンツーマンの訓練をやりたい。
というのでやっているのがこちら↓
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