今年もまた、「命にかかわる危険な暑さ」というリズムよいフレーズを毎日耳にするヤバい猛暑がやってきた。
と言っても私の日常は、エアコンの効いた会社でこうしてくだらないことを書いているのがほとんどであるが。
ところで
食べ物にはちょうどいい温度というものがあり、夏にはひんやり冷やして食べるものが好まれる。
反対に、冬は温かい食べ物がありがたい。
いやホント、寒い季節の暖かい食べ物はありがたい。
冬に訓練食堂と称して非常食を試食するイベントをやって、冷たいご飯を口にしたことがあるが、あれは心底わびしいものだった。
【あわせて読みたい、真冬の非常食試食会】
ちょっと待てよ。猛暑の今なら、冷えた非常食でもなんなく食べられるのでは?
やってみよう
さっそく実験。
使うのはアルファ米。
さまざまな味のバリエーションがある中で、今回チョイスしたのは赤飯。

なぜなら、軽く賞味期限を過ぎているから。

お湯なら20分、水でも60分あればできる。

要するに、「子どもの袖口なんかにこびりついている乾いたご飯」である。
このカッピカピに乾いたご飯に水分を足して作るのだが、通常ならパッケージの中でご飯ができる様子は見ることができない。
なぜなら袋が透明でないから。
でも乾いたご飯が戻る様子を見てみたい!
というわけで、透明な袋にアルファ米を移して観察することにした。
水を入れる
「寒い季節に冷たいご飯は遠慮したいが、夏だから水で戻しても平気だろう」
というのが発端の実験なので、水で戻す。
余談だが、水で戻す場合、お湯と違ってできあがるまでに1時間もかかるのでお腹がすく時間を逆算して作り始めるのが吉。
では、水を入れよう。
パッケージの作り方を見ると、必要な水の量は110mlとある。

水は主婦の目分量で入れる。なにしろ非常時なんだから。
水を入れる↓
ご飯が戻る様子↓(10倍速)
できあがりと結論
無事に、なんの変哲もないお赤飯ができあがった。

添付の塩をかけてお召し上がりください。
非常食の定番・アルファ米は水で作ることもできる。
水で戻したご飯は、冬場はツラい。暖かい食べ物のありがたさが身に染みる。
しかし、夏なら全然平気!OK!無問題!

白米バージョンは、「温めずにおいしいカレー」とともに。