「数値化されると自動的に追いかけてしまう」という罠

プールに通い始めて1年半。
週に2日、昼休みを兼ねて1時間ほど泳いでいる。

なぜ泳ぐのか

泳ぎ始めたきっかけは、夏休みに子どもたちをプールに連れて行くおっくうさを克服するため。
ふだんから泳ぎ慣れていれば、水着に着替えるのも泳いだあとの疲労も気にならなくなるだろうという魂胆。
泳ぐのが日常になったいま、おっくうさは完全になくなった。慣れは最強である。

きっかけになった目的をクリアしたら泳ぐ理由がなくなった。
しかしここでやめたら、来年の夏に子どもたちからプールに誘われたときにおっくうになってしまう。
というわけでプール通いを続けている。

判明する事実

やみくも泳いでいるうち、泳いだ距離が気になるようになった。
そこで、メモが取れないプールサイドでも泳いだ距離をカウントできる小道具を作って記録してみると、だいたいいつも25mプールを20往復していることがわかった。

泳いだ距離カウンターで「数えること・記憶すること」をアウトソーシングする

25mを20往復で1000m、つまり1kmである。
そんなに泳いでいたのか。

新たな目標

明確な数字が判明したら、それが自動的に目標値になってしまう。
私にとって1kmは、決してラクな距離ではない。
ラクとがんばりの境目ぐらいにある数値だ。
モチベーションしだいでは達成しない、痛気持ちいい目標値なのである。

目標値が明確になってからのプールは、毎回自分との闘いになった。
1kmを泳いだら勝ち、泳げなかったら負け。
もはや子どもとのプールなんて眼中にない。

数字を追う会社

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