改めて言う
他者への過度な力を使わない、という意味でのれんのようにありたいと思っている。
のれんは、そこにぶら下がっているだけである。
それだけで間仕切りとなり目隠しとなり、インテリアにもなる。強すぎる日差しを遮り、境界を示す。ときに屋号を主張し、信用を示すことさえある。
なんてオトクな役割だ。
私も、私としてそこにあるだけで人さまのお役に立ちたい。
のれんの役割
のれんは壁ではない。
防音は期待できない。
保温もムリだし、施錠に至ってはまるでダメである。
そういうことを求められたら、てんでお手上げ。
過度の期待には応えることができない。
私はのれんのようにありたいので、過度の期待には応えられないし、応えない。
あなたにも
のれんのようにありたいは、逆バージョンでも言える。
人さまは私ののれんであってほしい。
あなたがあなたとして存在するだけで、私にとって間仕切りであり目隠しであり、インテリアでもある。
なんてオトクな関係だ。
あなたものれんであってほしい。
だから私は、あなたに過度の期待をしないようにするし、あなたがそれに応える必要もないだろう。
のれん同士
私もあなたものれんとしてただそこにぶら下がっているだけで、すでにたくさんの役割を果たしている。
間仕切りであり目隠しであり、インテリアでもある。
お互いに、なんてオトクな存在だろう。
充分じゃないか。
実によくやっている。