誰もいない学校で
長期休みで子どもがいない学校では、いろんなメンテナンス作業が行われる。
エレベーターや給排水の定期検査、給食室の大釜入れ替えなんてのも休み中にやる。
消防設備の点検もそんな作業のひとつ。

子どものいない夏休みの学校で、消防点検し放題。
もちろん職員室には先生方がいて、研修や次の学期の準備でいつも以上に忙しくお仕事中。
だけど教室や体育館はほぼ無人なので、メンテナンス業者としては自分たちのペースで作業ができる。
こういう現場は技術教育にピッタリな、ありがたい現場。
教育現場で教育する
夏休みの学校点検は、学生さんのアルバイトにも最適。
児童学生がいないときにやる学校の消防点検は、長期休みの学生アルバイトにピッタリ!事業所側の要望で休みが明けてもバイトを続けてしまうという、学校が好まない事態を招くこともない。
ていうか、休みのうちしか点検ないから続けたいって言われても仕事がないのよ。
弱みは強みに転換できる。— 強く押すメガネの人 (@ne_dsk) July 7, 2021
というわけでイグジットでは夏休みの学生アルバイトを募集して一緒に仕事をしてもらうんだけど、年に2回やる消防点検だから冬休みにも同じ仕事があるわけ。
そこで、夏に来てもらった学生さんたちに声をかけて、同じメンバーで半年ぶりの現場に行く。というのがいつものパターン。
初心者だった学生さんも、2度目の現場では作業の先読みなんかしちゃったりして一人前のスタッフとして活躍してくれる。
ところが今年は
夏のメンバーが再び集まるのが通年だが、今年はちょっと事情が違う。
県外から同業者が、イグジット見学を兼ねて現場に入ってくれるという。
同業者ってことは消防設備士だし、現場の経験も豊富。
こんな頼もしい助っ人が来てくれるんなら、学生アルバイトは頼まなくてもよさそうだね!
なんつってたら、夏の学生メンバーのひとりから「冬のアルバイトにも行きたい!」という連絡が入った。
え、なに?
募集してないのに?
誘ってないのに?
そんな奴は大歓迎だ!
来たけりゃ来ーーーい!!

そう言えば彼、夏は黄色のTシャツ着用で来てたな。
もはや人手不足は危機的な社会問題。
アルバイトといえども、募集してもないのに人が来てくれるってありがたいなぁ。
「人手不足が叫ばれる中、募集してないのに人が来る会社」と言って自慢してもバチは当たらないだろう。