送水口が気になりだした
以前に「送水口は、もてはやされすぎていい気になっているのではないか?消防界の光と影」というブログを書いて、送水口を愛する方々と知り合うことができた。
そうすると自動的に送水口が気になるようになるわけで。
気になって見るようになると、だんだん理解が深まるもので、自分の好みのタイプがわかるようになる。
よく見かける送水口には2種類ある。
①自立型(地面から管が立ち上がっているやつ)
②埋込型(壁に埋めこまれているやつ)

自立型と埋込型の例
好きなタイプは地球外生命体
どうやら私の好きな送水口は、①の自立型。
しかもこの画像のように、口が左右に分かれているやつ。
街に迷いこんだ地球外生命体みたいな外観がいい。
未知の景色を、その大きな両目で眺めているように見えるではないか。
この自立型は、どういうわけか埋没ぎみなものが多い。
植えこみに埋まっていたり、コンクリート漬けにされていたりしていて、正面の「送水口」とか「消防隊専用」とかいう表示が見えなくなっている。
そこがまた、知らない世界に迷いこんだあげくに捕まってしまったエイリアンっぽくていいのだ。
送水口を楽しもう
さぁ、こうなってくると街で送水口に出くわすのががぜんオモシロくなる。
送水口好きの人は、送水口の製造者・材質・型式などで分類すしたり、送水口の場所・地域性・周辺などの立地を鑑賞したりしてそれぞれに楽しんでいる。
【送水口倶楽部】
送水口の楽しみかた
擬人化する楽しみ
私の楽しみ方は前述のとおり、「送水口を擬人化してその処遇を楽しむ」というやりかたである。
それでは、送水口を擬人化してその処遇を楽しんでみよう。

木陰で涼む送水口。下半身は地中に埋没しているので、さらに涼しいはず。

かろうじて頭のてっぺんだけがのぞいている送水口。

ツタの中に隠れてこちらの様子をうかがっている送水口。

首を伸ばしてあたりをキョロキョロ見回す送水口。
こうして見ると、無機質な送水口なのにそれぞれの個性を感じてしまう。
いい場所に住み着いた感のあるやつ、苦労してそうなやつ、ちいさいことは気にしてなさそうなやつ。
街へ出たなら、7階建て以上のビルの足元を見てみようではないか。
(送水口は、7階建て以上の建物に設置されている「連結送水管」という配管の一部)