ムスコの教室に消防設備が集結していた件

理想の教室

いい環境で勉強をしているムスコ

授業参観のために小学校に行ったら、ムスコの教室が非常によい環境であった。
消防的に。

なぜかというと、ムスコのいる教室には消防設備が集合しているのだ。
廊下には消火器と消火栓。もちろん、発信機である「強く押すボタン」もついている。
近くには、消防用ではないが非常用のボタンまである。

さらに、ベランダには避難器具がついている。

ベランダの避難器具・救助袋。

ベランダに設置されている避難器具・救助袋。

救助袋という避難器具

下のイラストを見てもらいたい。

救助袋って、こんなの。

救助袋って、こんなの。

救助袋というのは、ストローの袋みたいなやつの中を滑りながら降りる、布製の避難器具。

「斜降式はともかく、垂直式はほとんど落下じゃないか!」と思われるかたもいるかもしれない。
イラストの人がしっかり目をつぶって覚悟の表情をしているせいでも、ある。
だけど意外にも、ズルリ・ズルリって感じでゆっくり降りられるのだ。
救助袋は、「ベスト・オブ・ラクな避難器具」である。

使わない救助袋を使うとき

だけどこれで避難訓練する小学校なんて、まずないだろうなー。
広げるのもしまうのも手間だし、やりたいという希望者が殺到するだろうし、おまけに万が一の事故なんか考えちゃって、学校の先生だけではとてもやれないだろうなー。
オモシロイんだけどなー。

実際にこの救助袋が使われるのは、半年に一度の消防点検のときだけ。
半年間収納しっぱなしの布袋、中が一体どうなっているか、ちょっと考えていただきたい。

救助袋の中は、カビくさくてゴキブリくさくて虫がいて、ちょっとシットリしている。
そんな布袋の中にもぐりこんで、ホントに滑り降りてみる、というのも我々の仕事なんですハイ。

勝手にマイ救助袋

たとえ学校中の消防設備が集結していても、イザというときムスコが無事でいるという保証はない。
ムスコの教室のベランダに救助袋がついていてもそのクラス専属の救助袋ではないので、避難で優遇されるわけでもない。
逆に、ムスコがイタズラして学校中に非常ベルを響かせる可能性の方が高いと言える。

だけどなんだか、「いい場所で勉強させてもらっているなぁ!ムスコよ!」という気がしてしまう。

参観日には設備を見る会社。

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