人災で大参事!映画「タワーリング・インフェルノ」で学ぶ、ビル火災から命を守る方法

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主演はスティーヴ・マックィーンとポール・ニューマン。

大分・別府タワーで大切に扱われる、じいちゃんの「強く押すボタン」
タワーリング・インフェルノ!?消火器2本にすべてがかかっている125mのタワー。

大分県別府の2大タワーを制覇したところで急に懐かしくなったこの映画、「タワーリングインフェルノ」。
1974年のパニック映画であるが、今まさに見ておくべき映画と言える。

きらびやかに竣工した138階建て・ガラス張りの超高層ビル。
ところがどっこい、手抜き工事のおかげで発生した火災のおかげで竣工パーティは地獄絵図、というのがこの映画のあらすじ。

パニック映画は人災だらけ

パニック映画における大参事の原因は、ほとんどが人災である。
あのとき確認さえしていれば‥‥油断さえしなければ‥‥手抜きさえしなければ‥‥。
「タワーリング・インフェルノ」なんかまさにそう。
社長からして、「最新の防災設備を備えているんだから大丈夫だ」なんて自信満々に言ってる。
どんだけスゴイ消防設備を設置しても、火事は起こる。

「タワーリング・インフェルノ」の火災の発端は、ちょっとした配線のショート。
警備室でその異常を感知したのにもかかわらず、警備員は「消防への緊急通報が効いてないぞ」とか言いながら計器のレバースイッチをカチカチしてみる。
そんなことやってないで、まっ先に火元を確認せんか!

なんだかんだで手間取りつつ、ようやく関係者が火元にたどり着いたときには、すでに火は天井まで達している。

ここでようやく屋内消火栓の登場。
消防ホースを引っ張り出して、「よーし、水を出せ!」。
いやもう初期消火とかいうレベルじゃないでしょ。さっさと逃げんか!

だからあのときすぐに火元を確認しとけばよかったのに。
そしたら消火器だけで消火できたかもしれないのに。
なんとも歯がゆい。

消防署にも責任がある

このあと、この大参事のすべての責任が、手抜き工事の責任者である社長の娘婿にかぶせられていくわけなんだが、初期の段階でモタモタしていた警備もどうかと思う。
ここで初期消火ができていれば、300人を集めた落成パーティーもどうにか開催できたし、海軍のヘリが出動することもなかったし、なにより200人もの命が消えることもなかった。

大参事の映画なので、随所に人災がちりばめられており、ホントーに歯がゆい。
消防訓練してない!防火ダンパーがない!防火戸がセメントで固められている!
消防署はなにやってんだ。使用開始の前に消防検査をしたはずなのに。
消防署は、こんなずさんな防火管理にOKを出したというのか。

そうやってツッコミながら映画を見るのは、実に楽しい。

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映画のあとで、こんなマンションの広告を見る。

少なくとも今は住みたくない。

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